舞台「こんばんは父さん」
会場は世田谷パブリックシアター
佐々木蔵之介さんと溝端淳平さん
平幹二朗さんの男性3人芝居です
いずれも私の大好きな俳優さんなので とても楽しみ
にしていました
自分のやりたかった事の軸がだんだん、ぶれてしまって
修正が効かなくなってしまった時-----
本当にしたい事があったにも関わらず
致し方なく 違う道に進んでしまい後悔しつづけるとき-----
自分の今 一生懸命進んでいる道が 本当にこれでいいのか?
と不安に思う時-----
こんな誰にでも一つは 思い当たるふしのある
事柄----- そんな時 自分ならどうしてきたでしょう?
あの頃は景気が良かったから・・・・
今はこんな時代だから
と停滞した世の中や環境・果ては人のせいにしてみたり
多少なりとも 何かのせいにしてしまう事は誰にでもあるはずです
そうした状況から抜け切れない 3人の男たちが
たまたま ふとしたきっかけで出会ったら。。。。
生きてきた時代が違えば それぞれの価値観
たとえば 幸せに対するそれ----は違ってしまうのでしょうか?
人生の満足度をイコール幸せとして
もし、あなたは今、幸せですか?と問われた時
すぐに はい。。。と答えられない状況を
なぜなのか、突き詰めていくとします・・・
きっと めぐりめぐって答えは 自分へたどりつき
何となくそれ自体も 知っているのに気づかないふりをしていた事
に後ろめたさを 感じたり----
そんな だれもが思い当たる日常について
もう一度 考えてみたくなる お芝居です
高度経済成長 バブルとその崩壊 景気低迷という
時代を経てきた日本経済
そしてそんな日本を突然襲った東日本大震災
その後、誰もが 自分の中の人生の価値観をリセット
せずにはいられなかったのでは
ないでしょうか・・・
平さんの貫禄と 蔵之介さんのユーモア
溝端さんの真っ直ぐさが よりお芝居のせりふのやりとりを楽しいものに
しています-----観劇が終わったら
自分の 幸せのものさしに柔軟性が生まれて
何となく
少し大きくなったカンジがしました