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iSAMU ~20世紀を生きた芸術家イサム・ノグチをめぐる3つの物語~②

2013-09-01 18:40:10 | アート
 
     イサムがデザインした作品は彫刻に限らず
       数多く世界に点在します。

      たとえばNYのレッドキューブ

       これは劇中のストーリーの中にも登場するのですが
       なかなかイマジネーションを膨らませてくれるもの
       だと思いませんか?
 
       丸い穴は何を意味するのか?そしてこの不安定な
        バランスに真っ赤なカラー・・・・

       「iSAMU」のなかで母レオニーがイサムにするゼロのはなし・・
       「ゼロは特別。なにからも影響されないし
          すべてに影響する・・・・

         1にゼロを掛けてもゼロ
         2にゼロを掛けてもゼロ------
          だけど1のとなりにゼロを書いていけば
           10・100・1000・10000・100000------どんどん大きくなっていくでしょう?」

         というシーンがあります。

        人がこの世に生を受ける状態がゼロ
         母子二人で生きていく事を余儀なくされた状態もゼロ・・・

         果ては、イサムは芸術家として地球上にゼロから
          作品を生み出していくとも言えます。。。
         これだけのゼロの可能性。。。真ん中の丸はゼロにも見えてきます。

        イサムは満月のよる 月を見ると泣き止んでよく寝る子だった
          というエピソードも
           あります。・・・・それを聴くと満月の様にも見えてくるし・・・

         その上、後に「AKARI」として照明デザインをしているのですが
          それらが満月とリンクしてきたりもします。






         他にモエレ沼公園も彼の晩年の渾身の作品
         札幌市街の北東に位置するごみの埋め立て地だった場所
         ここの公園デザインが、札幌市との一大プロジェクトになるのです。
         「1933年から1934年の冬にかけたある日、一つの光景が目に浮かびました
            それは彫刻としての大地でした。未来の彫刻は大地になされるの
             かもしれない------イサム・ノグチ」
          そう、イサムは世界に先駆けて 風景デザインの可能性に気づいていたのです。



         それが、イサムが「地球をデザインする」芸術家と言われる所以なのです
         このモエレ沼公園は
         「全体を一つの彫刻とみなした宇宙の庭になる」といって作品を
            創造したのです
          大きな世界観に子供達から大人までどれだけの夢と
            パワーをもらえるでしょう!!!







        

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