イサムがデザインした作品は彫刻に限らず
数多く世界に点在します。
たとえばNYのレッドキューブ
これは劇中のストーリーの中にも登場するのですが
なかなかイマジネーションを膨らませてくれるもの
だと思いませんか?
丸い穴は何を意味するのか?そしてこの不安定な
バランスに真っ赤なカラー・・・・
「iSAMU」のなかで母レオニーがイサムにするゼロのはなし・・
「ゼロは特別。なにからも影響されないし
すべてに影響する・・・・
1にゼロを掛けてもゼロ
2にゼロを掛けてもゼロ------
だけど1のとなりにゼロを書いていけば
10・100・1000・10000・100000------どんどん大きくなっていくでしょう?」
というシーンがあります。
人がこの世に生を受ける状態がゼロ
母子二人で生きていく事を余儀なくされた状態もゼロ・・・
果ては、イサムは芸術家として地球上にゼロから
作品を生み出していくとも言えます。。。
これだけのゼロの可能性。。。真ん中の丸はゼロにも見えてきます。
イサムは満月のよる 月を見ると泣き止んでよく寝る子だった
というエピソードも
あります。・・・・それを聴くと満月の様にも見えてくるし・・・
その上、後に「AKARI」として照明デザインをしているのですが
それらが満月とリンクしてきたりもします。
他にモエレ沼公園も彼の晩年の渾身の作品
札幌市街の北東に位置するごみの埋め立て地だった場所
ここの公園デザインが、札幌市との一大プロジェクトになるのです。
「1933年から1934年の冬にかけたある日、一つの光景が目に浮かびました
それは彫刻としての大地でした。未来の彫刻は大地になされるの
かもしれない------イサム・ノグチ」
そう、イサムは世界に先駆けて 風景デザインの可能性に気づいていたのです。
それが、イサムが「地球をデザインする」芸術家と言われる所以なのです
このモエレ沼公園は
「全体を一つの彫刻とみなした宇宙の庭になる」といって作品を
創造したのです
大きな世界観に子供達から大人までどれだけの夢と
パワーをもらえるでしょう!!!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます