Heart and heart

ありきたりになりがちな毎日をオンリーワンな一日に

大宮エリー「生きているということ」展

2013-02-19 20:09:16 | アート
   大宮エリー
   「映画監督・演出家・脚本家・コピーライター・作家
    ラジオパーソナリティー・・・」
   たくさんの肩書を持っている方なんですね
   テレビでのコメンテーターとしてや、雑誌でのちょっとしたエッセイしか
   拝見したことのない私・・・
   これだけのお仕事をなさっている方なのだと今更、感心してしまいました
   ちょうど去年の今ごろ、「思いを伝えるということ」展を
   やはり、パルコで開催していたようで、その反響の大きさに
   ご本人が驚いたそうです
  
   そして、今回はその第二弾「生きているということ」展---
   言葉と造形のインスタレーションからなっているそうです


   たくさんの言葉をいつも、こころのなかに持っていて、
   それを映像で表現したり、わかりやすい言葉で伝えたり・・・・
   それが、結果、たくさんの肩書となっていると思うと
   彼女自身にとっても興味が湧いてきます!

   午前中だというのに、もう来場者がたくさんいました



   生きるということ===道を歩くということ
   として今回は、いろんな凸凹道を歩いて、
   言葉と一緒に来場者にそれを感じてもらおうという趣旨

   パルコの3階に森が出現しました



   大宮さん自身、子供の頃から
   何となく、周囲と馴染めず、生きるということに
   対して、生きづらさ。。。の様なものを感じていたそうです

   そんな彼女が、
   「生きるってすばらしい」と感じたのは
    なんと31歳にして初めてだったそうです
   これだけ活躍なさっている現在だけを見れば
   その年齢はとっても意外です

   ある朝、歩道橋を渡りながら、浴びた朝日の輝きと、スーッと吹き抜けた
   5月の風に、大宮さんは、初めてそう感じたんだそうです
   何気ない日常のようですが。。。
   
   たとえば、今の大宮さんを見るように

   自分のやりたい事を
   やりたいようにやる。。。。そんなシンプルな事が出来る人は果たして
   どれくらいいるでしょうか?

   社会に出たら 
   まずは大抵のヒトは大なり小なりの、組織に属します
   そこで、決められたルールを守り、
   自分の意志より、尊重しなければいけないたくさんの事に出くわします
   その中で 学ぶべきものがたくさんあって
   少しずつ、前述の「やりたいことを、やりたいようにやれる」自分に
   近づけるように努力します

   きっと、大宮さんがその状況に近づいたと実感した瞬間が
   朝日を浴びた歩道橋の上だったのでは、と勝手に推察するのですが。。。



   歩いていた時は気づかずに
   通り過ぎてから、気づくことはたくさんあります





   ぶら下がる 蔦をくぐり抜けます。。。。
   生きているって素晴らしいと気付いた瞬間から
   それ以前の、躓いたり、転んだ道のりが無くては
   そこに、たどりつけなかった事に気づきます

   すべては、他人ではなく 自分の内にある事なのです
   そして、その苦しいとおもっていた時間さえ 愛おしくなるのです





   さらに、ヒトはそれを懲りもせずに、
   繰り返していける いきものなのです






   草むらを抜けて

   勝手に石に躓いてみたり、
   後悔してみたり。。。



   みんな、そうなんだよ。。。。とおしえてくれます


   ここは、もういっその事、美しいまでの「赤」の世界に見とれましょう!


   ごつごつした、岩だって難なく登れそうです

   こころに余裕が少しできたら、岩のてっぺんに
   健気にさく小さな花を見つける事も出来ます

   さあ、まだまだ道は続きます。。。