つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

久々のすずめウオッチング

2007-05-07 04:36:29 | ちょっとした出来事
このところ本社にて焼却当番がなかったのだが、
数ヶ月ぶりに焼却番になった。

そこで、久々のすずめウオッチングとなった。

「奈邪」にすずめが懐いているのを見て、又やってみたく
なったのである。

パン屑を撒いておくと、いつものようにそろりそろりと
集まってきて、1羽・2羽とパン屑をつつき始めた。

今回は割りと食いつきがよく、けっこう大振りのパン屑も盛んに
持って行く。「ほう…今までより積極的だなあ」と思って
見ていると、隣の工場の換気扇口の格子の中へ入っていくではないか。

どうやらそこに巣があるらしい。そうか今子育ての真っ最中という
ところのようだ。「けっこうけっこう丈夫な子に育ててくれよ」と
パン屑撒きに拍車がかかる。

しかし調子にのって撒きすぎたか、ユラリと大きな影が見えたかと
思うとカラスのやつがやって来てかすめ取って行く。

その辺の加減も考えなければならないのだ。
そんなこともあって、しばらく撒かないでいたら、1羽のすずめが
なんと焼却炉室に入っていったではないか。

すぐに出て行くだろうと知らん顔していたが、全然出て来ないので、
さすがに気になって覗きにいったら、私に気づいて逃げようと
窓に向かって飛び立ったが、窓が閉まっていて、ガラスにバタバタと
羽ばたいていた。それがよく見ると、嘴が黄色いではないか。
羽根もこころなしか小さめである。どうやらまだ子供のすずめのようだ。

「しょうがないなあ」と窓を開けてやろうかと近づいたら、
さらに暴れたかと思うと、サッと反対側の入り口から出て行った。

人の心すずめには通じずか…とちょっとガッカリしたが、ともあれ
無事に飛んで行ったので、「ま…いいか」と安堵した。

この日は雲一つなく、真っ青な春の空に小すずめが帰ったのを喜んだのか、
ひとしきりすずめの声が弾んだように聞こえた。




コメント (4)
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