会社から帰ってきて玄関の階段を上がろうとしたとき、なんと階段と階段の間に小っちゃくてきれいな花が咲いているではないか。よく見るとスミレである。
さらによく見ると黄と紫と白がくっきり分かれた三色スミレである。階段はコンクリートなので、よくぞこんなところにという場所である。
よくタンポポがコンクリートのひび割れの間に咲いているのは見かけるが、玄関前のわずか二段の階段にひびなどは見当たらない。
スミレは自分の立地場所を認識しているのだろうか。朝夕になると人間の足が自分をまたいでいくのである。足を上げるたび踏まれるのでは、という恐怖にさらされなければならないのだ。これはどうしたものかと考えたが、仕事から重い足取りで帰ってきたとき、このスミレの声なき声で迎えられると、ひと時の安らぎがあるのだ。
ま…スミレちゃんには申し訳ないが、これも運命とあきらめてもらって、このままがんばってもらうしかないかな…と思うのだった。
さらによく見ると黄と紫と白がくっきり分かれた三色スミレである。階段はコンクリートなので、よくぞこんなところにという場所である。
よくタンポポがコンクリートのひび割れの間に咲いているのは見かけるが、玄関前のわずか二段の階段にひびなどは見当たらない。
スミレは自分の立地場所を認識しているのだろうか。朝夕になると人間の足が自分をまたいでいくのである。足を上げるたび踏まれるのでは、という恐怖にさらされなければならないのだ。これはどうしたものかと考えたが、仕事から重い足取りで帰ってきたとき、このスミレの声なき声で迎えられると、ひと時の安らぎがあるのだ。
ま…スミレちゃんには申し訳ないが、これも運命とあきらめてもらって、このままがんばってもらうしかないかな…と思うのだった。
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