ついに強力な磁力を使って写すという「MRI」を
やってしまった。
前回の検査で、年齢の割には脳と周りの骨との
隙間がちょっとあるということで、気になっていたので
「MRI」をやってもらったのである。
「ちょっと音がうるさいのでこれを付けてください」と
耳栓を付けられた。すでに服は検査用の服に着替えている。
差し歯、エレキバン、など、一切の貴金属類は身に着けては
いけないので、探知機のようなものを体に当てて全身を
調べた。幸いそんなものはなかったのでスンナリOK。
前の人が終わり、「どうぞ」と検査室へ。
前回撮ったCTとほぼ同じ感じで、仰向けに寝てそのまま
頭から入っていく。違うのはヘッドギアみたいなものをつけられて、
ガッチリ顔を固定させられることである。
「もし気分が悪くなったらこれを押してください」と
右手にスッポリ入るラグビーボール状の物を握らされた。
そう言われると何だか暗示に掛かりそうで、少し
不安になった。「エ~イこうなりゃあまな板の鯉だ」と
覚悟して目をつぶった。
「ブオンブオン」まずCTのときのような音が聞こえ
「プチョンプチョン」「ピッピッピッ」とさまざまな音が
頭の中に響く。確かに耳栓をしなかったらかなりなもんだ。
どうせならリズミカルな曲にしてくれればいいのに…などと
ぼやきつつ気を紛らわすべく、
「ちちろ鳴くMRIの音の中」
「耳栓をして聞こえ来る秋の声」
など俳句を捻ったりしていた。
時間にして約15分、検査は終了した。
「カチャカチャ」と担当医はパソコンで我が脳の
画像を出した。
つい最近、かつて一緒の現場で働いていた同僚が、
脳梗塞で倒れてしまったのである。まだ40代の若さだ。
彼は高血圧だったのである。
私も血圧は高めで、我が家は血統的に脳か心臓が
死因のほとんどなので、心配などである。
それと、やはり認知症の恐怖である。テレビなどでやっているのを見ると、
けっこう若くしてなる人も珍しくない。そんなわけで内心ドキドキなのだ。
パソコンで出た画像で、「エ~」と思ったのは、我が眼球を
上から見たところだ。両目の付け根がほっそりなっているのが見え、
何だか火の玉みたいで、我が目ながら不気味な感じだった。
「ここが鼻でここが耳のあたりですね」先生は画像を
動かしつつ説明をする。「これが脳へ行く血管ですね」と
画像に出たのは三本の太い血管である。
これがグルリと回転させることが出来、三本が立体的にでる。
「きれいですね、瘤とか傷などはないですね、脳も病的な
ものはみられないですね」とおっしゃる。
ホッとしたが、「でも隙間がちょっと空いてるんですよね」
とまだ気になってることを突っ込むと、「もっと若くて
隙間の広い人で、何んともない人もたくさんいるんですよ」
はあ~つまりはいわゆる認知症などの病気ではなく、
最初からの天然ボケぐらいなのかなあ…と思ってしまった。
これなら身に覚えがある。
ともあれやれやれである。病院を出る時、きょうの予報は雨だったが、
カラリと晴れて日まで出てきている。
来る時も雨は降っていず、中に入ってから土砂降りだったのだ。
こりゃ雨男返上だな…と、午後の日差しの中を意気揚々とまでは
いかなかったが、スッキリした気分で帰路についた。まずは
やってしまった。
前回の検査で、年齢の割には脳と周りの骨との
隙間がちょっとあるということで、気になっていたので
「MRI」をやってもらったのである。
「ちょっと音がうるさいのでこれを付けてください」と
耳栓を付けられた。すでに服は検査用の服に着替えている。
差し歯、エレキバン、など、一切の貴金属類は身に着けては
いけないので、探知機のようなものを体に当てて全身を
調べた。幸いそんなものはなかったのでスンナリOK。
前の人が終わり、「どうぞ」と検査室へ。
前回撮ったCTとほぼ同じ感じで、仰向けに寝てそのまま
頭から入っていく。違うのはヘッドギアみたいなものをつけられて、
ガッチリ顔を固定させられることである。
「もし気分が悪くなったらこれを押してください」と
右手にスッポリ入るラグビーボール状の物を握らされた。
そう言われると何だか暗示に掛かりそうで、少し
不安になった。「エ~イこうなりゃあまな板の鯉だ」と
覚悟して目をつぶった。
「ブオンブオン」まずCTのときのような音が聞こえ
「プチョンプチョン」「ピッピッピッ」とさまざまな音が
頭の中に響く。確かに耳栓をしなかったらかなりなもんだ。
どうせならリズミカルな曲にしてくれればいいのに…などと
ぼやきつつ気を紛らわすべく、
「ちちろ鳴くMRIの音の中」
「耳栓をして聞こえ来る秋の声」
など俳句を捻ったりしていた。
時間にして約15分、検査は終了した。
「カチャカチャ」と担当医はパソコンで我が脳の
画像を出した。
つい最近、かつて一緒の現場で働いていた同僚が、
脳梗塞で倒れてしまったのである。まだ40代の若さだ。
彼は高血圧だったのである。
私も血圧は高めで、我が家は血統的に脳か心臓が
死因のほとんどなので、心配などである。
それと、やはり認知症の恐怖である。テレビなどでやっているのを見ると、
けっこう若くしてなる人も珍しくない。そんなわけで内心ドキドキなのだ。
パソコンで出た画像で、「エ~」と思ったのは、我が眼球を
上から見たところだ。両目の付け根がほっそりなっているのが見え、
何だか火の玉みたいで、我が目ながら不気味な感じだった。
「ここが鼻でここが耳のあたりですね」先生は画像を
動かしつつ説明をする。「これが脳へ行く血管ですね」と
画像に出たのは三本の太い血管である。
これがグルリと回転させることが出来、三本が立体的にでる。
「きれいですね、瘤とか傷などはないですね、脳も病的な
ものはみられないですね」とおっしゃる。
ホッとしたが、「でも隙間がちょっと空いてるんですよね」
とまだ気になってることを突っ込むと、「もっと若くて
隙間の広い人で、何んともない人もたくさんいるんですよ」
はあ~つまりはいわゆる認知症などの病気ではなく、
最初からの天然ボケぐらいなのかなあ…と思ってしまった。
これなら身に覚えがある。
ともあれやれやれである。病院を出る時、きょうの予報は雨だったが、
カラリと晴れて日まで出てきている。
来る時も雨は降っていず、中に入ってから土砂降りだったのだ。
こりゃ雨男返上だな…と、午後の日差しの中を意気揚々とまでは
いかなかったが、スッキリした気分で帰路についた。まずは
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