つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

10月のぽえ茶

2014-10-27 08:00:11 | らくまん

主婦であり、画家であり詩人であり友人でもある

林本さんに再び誘われ、「ぽえ茶」に行ってきた。

 

貸し切ってある喫茶店の2Fに、遅れてきた

人を含めて、総勢9名+子供2名の11人(女7名男4名)

だった。

お絵かき野郎のわたしは、人前でのしゃべりは

大の苦手にしていて、いつも、詩人のパワーと

パフォーマンスに圧倒されるのだが、今回は、

自己紹介という形で、持参していたハガキ大

のらくまんの原画集を見ていただいた。


これなら、苦手なことはしなくて済むので、

持ってきていてよかった、とつくづく思った。

この原画集は、今年の「茶房じゅん」での作品展示

で、初めて置かせてもらったのだが、思ったよりも

反響を受けたので、持参した次第だった。


やはり、詩人たちの感性は独特で鋭く、らくまんカットの

表情の機微、筆のタッチにまで鑑賞が及んでいた。


好評にもかかわらず、じっとりと冷や汗もかいてしまった。W


それぞれの、詩の発表、パフォーマンスを見て感じたのは、

一人一人違う琴線のようなものを持っていて、それぞれの

形で表現しているなあ…というのを実感した。


ある人は他人の詩で、ある人は人生の苦境で、

ある人は他人の死で、その琴線が響き渡るようだ。

今回、初めてお目見えしたパフォーマーの女性は、

子供2人と旦那様と来ていた。


彼女の番が来ると、子供2人(男の子3歳~女の子5歳

くらいかな)を椅子に立たせ、コップの水にコーヒー用の

ガムシロップを注ぎ入れると、子供たちに「はい、チュンチュンと言って」

と促す。


下の男の子が「チュンチュン」と言うと、そのコップの

砂糖水をスプーンですくって飲ませた。

 

今度は、上の女の子に「はいチュンチュン」と同じように

促したが、女の子は、もじもじとしていて答えない。

 

するとそれを見ていた男の子が「チュンチュン」とまた

言った、すると母はすぐさまスプーンに砂糖水を

すくって男の子に飲ませた。

 

再び女の子に向かって「はいチュンチュン」と言うと

またモジモジ…すると男の子が「チュンチュン」

すぐ男の子に砂糖水を飲ませる。

 

これを、何度か繰り返していると、見ていた

周りの女性の一人が笑いつつ「チュンチュン」と

言った。

 

すかさず、母がその女性のとこにやってきて

スプーンにすくった砂糖水を飲ませた。

 

それを見ていた他の女性も「チュンチュン」と

言ったので、またそこへ行って砂糖水…。

 

実はこれだけの繰り返しなのだが、何とも

面白いパフォーマーだと思った。

 

つい、つられて「チュンチュン」と言ってしまう人

ぐっとこらえて言わない人など様々だったが、

「チュ…」と発して慌てて口をつぐんだがあえなく

砂糖水の洗礼を受けてしまった人もいた。

 

人間心理を巧みにあぶり出す、このパフォーマーの

恐るべき!ぽえ茶恐るべき!

 

 

 

 



 

 


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