「じゅん」の展示4日目の月曜日、きょうは
ちょっと一服して休もうと思い、久々昼飯に
ボンゴレビアンコを作ろうかと、アサリの
砂出しをやっていた。
すると、AM9時ごろに、以前属していた俳句会で、
大変お世話になった方から電話が掛かってきて、
今日行くというのである。
女性なのだが、もう80歳は過ぎておられる
方なので、気を遣わせまいと、案内状を出すのを
躊躇していたが、今回出したのだ。
パワフルな方で、句会や俳句誌などの責任
を一手に引き受けている方なのである。
わたしも、一方ならずお世話になっていて、
久々の再会になる。
「車で迎えに行きますよ」という言葉にも、
「大丈夫歩くの好きだから」と、歩いて
最寄りの駅から「じゅん」にやってきた。
いかに健脚とはいえ、この梅雨晴れの元での歩きは、
応えているようで、汗だくになっていた。
しかし、この行動力こそ彼女のパワーの源で、
いささかも衰えていなかったのである。
以前属していた句会のこと、身の回りの
近況など、ひとしきり話をして旧交を
温め合った。
さすがに、帰りは車で駅まで送らせてもらったが、
80歳過ぎの彼女に、大いなるパワーを戴いたのだ。
お会いできて良かった…。つくづくそう思ったのだった。
家に帰ると、風呂場で砂出しをしていたアサリが
元気に脚を出してくつろいでいた。
アサリにはお気の毒ながら、晩飯をボンゴレビアンコに
変更して、生きながらえていたアサリの、これまた大いなる
生命力の源になるパワーを戴いたのだった…。
ご馳走様でした。
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