つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

オバさんへのいざない

2009-12-27 05:27:17 | つらつら思うこと
常々不思議に思っていたことの一つに、けっこうきれいどころの
女性があっさりオバさんになり、気がついてみたらオバタリアンに
なっていた。ということを少なからずお見受けすることである。

わたしはそれを見るたび、もったいないなあと思うのである。
この「もったいない」というのは、単に我がSUKEBE心だけで言っている
のではない。きれいな女性の力にはものすごいものがあるというのを
知っているからである。周りの雰囲気を変えてしまうのはもちろん、野郎共の
荒れた心を一瞬にして和らげることが出来るのだ。また大きいことでは
時には歴史さえ変えてしまう恐るべき力を持っているのである。(これは当の
きれいどころ自身は案外気づいていないような気がする。)

だからあっさり放棄してしまうのかもしれない。まあ…実際はそこまでの
過程に相当な葛藤があるのかも知れないのだが、何だか“あっさり”という風に
感じられてならないのだ。

そのへんを我が身内に聞いてみると、どうも“女”をやっているのも
大変だと言うのである。確かにちょっと出掛けるのにも化粧や身だしなみに
気を使わなければならないし、髪染めなど煩わしくて、できればやりたくない
というのだ。

なるほど、それを放り出してしまうと、楽になるのは間違いない。
結婚して子育てを終え、それなりの暮らしを手に入れて肩の荷を下ろしたい
ところでもあろうし、いまさら男性の視線を気にしての着飾りでも
ないだろうと、ときめきを卒業してしまうのかもしれない。

確かに楽なんだろうなあ。この「ラク…」がオバサンへのいざないの
キーワードなのかもしれないし、そこにはヤレヤレという安堵感と同時にどこか
快感が潜んでいるような気がするのだ。そう…隠れキーワードは、“快感”
なのではないだろうか。ラク、と快感、に身をゆだねる自由を、我らオヤジに
とやかく言われるゆわれはないに違いない。そう思うとオバサン化も
やむなし…か。ン~でも、やっぱりもったいないよなあ…

しかし、これは何も女性ばかりではない。男とてすぐオヤジ、オッサンになる
人も少なくないのだ。イケメンがすぐオヤジになるのを惜しむ女性もいる
かもしれないではないか。そこで、果たして、男にはオヤジ、オッサンになるに
快感はあるのかどうかであるが…ン~これはあるとも思えんなあ…。
男は自らを省みずして、煩悩だけが膨れ上がっている哀しい生き物のようだし。
オトコには無いか…ナ快感は…ナイナイ。
コメント
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