eine Pause

ドイツで右往左往する関西のおばちゃんのお話。
外人を見たら逃げていた私がまさかのドイツ暮らしΣ(゜д゜lll)

3人のニコラウスさん

2013-12-07 00:03:00 | 風物詩
12月6日は聖ニコラウスの日です。

子供たちにとっては前の晩にドアの前にブーツを出しておくと、翌朝起きたらブーツの中にお菓子が沢山入っているという楽しみの日。

でもそれは良い子限定で、悪い子はニコラウスのお供のクランプスにお仕置きされるんだとか。

だからお菓子がもらえるかどうか、ちょっとドキドキの日でもあるようです。


夫の会社にも毎年ニコラウスが現れ、出社すると机の上にチョコが置いてあります。
もちろんある同僚のはからいですが、粋な方ですよね。

夫は甘い物が苦手なので、毎年このチョコは私が頂いています。

ミルク・ホワイト・ビターなどいろいろ種類があるのですが、今年はナッツ入りでした。


そしてパン屋さんの前を通ると・・・ありました やっぱりこの日限定のパンが。
Quarkteig Nikolaus 1.5ユーロ

赤いとんがり帽子をかぶって「えっへん」と威張っているようなその姿。

若干埴輪(ハニワ)に見えなくもないですが、なかなか頑張ってるやんと思ってしまいました。(←なぜか上から目線)

そしてその隣りの小さいチョコはパン屋さんからのプレゼント。

「あなたにもニコラウスが来たわよ。」とおまけでくれました。

またまた粋なはからいに感激。

ほんのちょっとした事ですが、心があったかくなった瞬間でした 




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Wormsのクリスマスマーケット

2013-12-06 17:48:00 | クリスマスマーケット
OberweselのあとはWormsヴォルムスのクリスマスマーケットに移動しました。 →Worms

OberweselからはMainzをはさんで反対側ですが、同じ州なのでどちらもRheinland-Pfalzチケットで行けます。

マルクトの入り口。

やはりここも大勢の人でにぎわっていました。

ここヴォルムスはマルティン・ルターゆかりの宗教都市で、所々にルター関連のモニュメントがありますが、この時期は子供の遊び場になってしまってます


ここで食べたのは豚肉のステーキをはさんだパン。(5ユーロ) 炭火焼で食べ応えもあって美味しかったです。 


王冠のライトとライトアップされた教会。


ここにはキリスト誕生の様子を再現されたWeihnachtskrippeヴァイナハツクリッペがありました。

後ろの3人は誕生を喜んでいる顔に見えないのが残念なところ

そしてスケート場もありました。

屋外のスケート場で寒そうですが、人気があり貸し靴コーナーは人だかり。 もちろん自前の靴の人も多いです。

うまく滑れない子はペンギンさんが助けてくれます。 お父さんとペンギンさんにはさまれて滑っている子。 ほほえましいですね。

お店はそんなに多くありません(30軒くらい)でしたが、適度な大きさで回りやすい所という印象でした。

本当はグリューワインを飲んで甘い物でも食べたかったんですが、夫が不機嫌でどんどん歩いて行ってしまうためこれで終了。

毎年クリスマスマーケットめぐりはケンカの種になります




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Oberweselのクリスマスマーケット

2013-12-04 02:45:00 | クリスマスマーケット
第一アドベントだった日曜は、期間中たった2日間しかやっていないOberweselのクリスマスマーケットに行ってきました。 Oberwesel

ここはライン川沿いの町で、山の上にはSchönburg城という古城があり今は格式あるホテルになっています。


日曜日のマーケット開催時間はなんと4時間(14時から18時)という信じられない短さです。

町の中心部Marktplatzにつきました。
ここにもいくつかの木組みの建物があります。

サンタさんがいました。
日本で言う“ドンキホーテ”で買ったようなサンタ衣装で、ひげもずれずれの若いサンタさんです。

自分から子供を見つけて寄って行っては袋の中のお菓子を渡していました。

そこにパッカパッカとやってきた馬車。
お馬ちゃんの目が可愛い    やはり石畳の道には馬車が似合いますね。

市庁舎とクリスマスツリーと小さいメリーゴーランド。


以上。



そうなんです。  

本当に100㎡もないくらいの所に屋台は7・8軒。

それも目新しいものはなかったし、気づけば屋台の写真を一枚も撮っていませんでした

たぶん私達以外はお店の人も住民の方々で、皆さん顔見知りな様子。

ほのぼのした感じの“村祭り”といったところでしょうか。


マーケットはあっという間に見終わったので電車の時間まで建物を撮ってみることに。 これはツーリストインフォメーション。


これはこう見えて銀行です。


ライン川沿いの多くの町がそうであるように、ここも昔城壁に囲まれた町だったので今も一部の城壁が残っていてそこを歩くことができます。



そこそこの大きさの町ではだいたい11月下旬から12月23日くらいまでクリスマスマーケットが開催されますが、小さい町はここのようにたった1回の土・日だけという所も多いです。

たった2日間。

でもその2日間は住民の方にとって、とっても楽しみな日なんでしょうね。

もともと期待しないで行ったのが良かったのか、これはこれで面白かったです。

この後は別のマーケットに向かいましたので、その様子は次回に。



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妥協しないドイツ人

2013-12-03 10:50:00 | 風物詩
先日ドイツ人のお友達に誘ってもらって一緒にAdventplätzchen(クリスマスに食べるクッキー)を焼きました。

ドイツではアドベント期間中はいつでもクッキーが食べられるように、少し前から大量のクッキーを焼いて準備する風習があるのです。

友人宅に到着すると「今日はPfefferkuchenを作るわよ。」と言われました。

Pfefferは胡椒、Kuchenはケーキなので、直訳すると「胡椒ケーキ」。

胡椒ケーキって何やねんと思いながら、とにかくおまかせなので友人の指示に従って生地作りにかかりました。

すると8種類もの香辛料(シナモン、クローブ、アニス、生姜、ナツメグ、カルダモンなど)を投入。

かなりクリスマスらしい香りが漂ったと思ったら、なぜか突然アンモニア臭が・・・。

というのもベーキングパウダーや重曹の代わりにHirschhornsalzというアンモニアを使うのが本格的な作り方らしいです。

こんな臭い物を入れて大丈夫なのかと心配になりましたが、焼きあがると嘘のようにアンモニア臭がなくなっていました。



一度に作る量も半端無く、大きい生地を小分けにしながら薄く伸ばし好きな型で型抜きします。

型抜き作業は楽しいので夢中でやっていると、思わぬダメ出しが入りました。

もっと余りが出ないように型を交互にひっくり返して詰めて抜いていくのよ。

あぁもうその形はたくさん出来たから他のに変えた方がいいわね。

・・・・お主、なかなか手厳しいな


そして友人が電話に出ている間に私が1人で生地を伸ばして型抜きをしていたら

それはちょっと分厚すぎるわ。もっと薄くしなくちゃ。はい、やり直し。

・・・・えぇ もう抜いた分あるし、ちょっとくらいええやん と思いましたが、せっかく抜いた生地も一緒にひとまとめにされ、また伸ばし直し。

正しい厚さは私の指だけが知ってるの。

・・・・ほほーぅ


そして出来上がったのがこちら。

実はPefferkuchen胡椒ケーキというのは旧東ドイツの方のレープクーヘンの呼び方の一つで、ほぼ同じものでした。

その後はButterplätzchen(バタークッキー)も焼きました。


全作業が終わりお礼を言うと 「今度あなた当てに請求書送るから。

トイレを貸してと言うと 「だめよ。ズボンの中にしなさい。

その度に一瞬間を置いて爆笑

どうやら彼女は何かしらひねったことを言いたいらしいです。


焼きあがったクッキーを食べながらお茶を飲み、さてそろそろおいとましようと立ち上がると

バスが○○分でしょ。コートを着るのに2分、バス停まで2分だからあと3分ゆっくり座ってなさい。

・・・・へいへい、分かりやした。



お友達と言っても彼女は私より20歳以上年上なので、お母さんというか歳の離れたお姉さんというか・・・。

文章にしてしまうと悪い印象で捉えられるかもしれないけれど、終始笑顔でとてもユーモアがあってドイツ語がつたない私と面倒がらずに付き合ってくれる、大好きな友人なのです。

それにしても一切妥協しない、その姿勢はすごいですね。





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Frankfurtのクリスマスマーケット

2013-12-02 16:25:00 | クリスマスマーケット
前回の続きです。

Offenbachを後にして、フランクフルトのクリスマスマーケットに行ってみました。

全体としてはそうでもないのに、一部だけものすごい人だかり。

いったい何かと思ったら、ちょうど初日だったのでオープニングセレモニーの後ツリーが点灯する予定だったらしくそれを待つ人達であふれていたようです。

なんとか写真だけでもと手を伸ばして何枚か撮ってきました。

木組みの建物とメリーゴーランド。

ここのメリーゴーランドは大きくてひときわキラキラしているのでどうしても吸い寄せられます。

人の多さが伝わるでしょうか。 身動きが取れないのでさっさと人の少ない方へ移動。


また煙はき人形や窓辺に置く飾りのお店で足が止まります。 最前列のおじいさんのツルピカのひざ小僧が可愛い。

こういうのはお高くて手が出せないので写真だけ急いで撮り、家でゆっくり眺めては楽しんでいます。

別のお店にいたクッキーを抱えたねずみちゃん。



ちょっと温まろうと飲んだのが、Feuerzangenbowle:フォイヤーツァンゲンボウレ。

ここのは普通のカップでしたが、本格的な所は専用のカップがあって目の前でラム酒をかけた砂糖を燃やし、それがグリューワインの中にぽとぽとと落ちるようになっているそうです。さすがに大人な味わい。 私は一口でのどが焼けるようでギブアップでした。


グリル屋台。 大きな鉄板を上からぶら下げて炭火でソーセージやステーキ肉、串刺しの肉なんかを焼いています。
 

普通の鉄板で焼いている所もありますが、私達はできるだけこういう炭火焼の所を探して買います。

クリスマスマーケットは昼間がすいていて回りやすいのですが、夜の方が断然綺麗です。

毎年「もう興味が薄れた・・」とか言いながらやっぱり行ってしまうクリスマスマーケット。

今年は何箇所行けるかな。




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