前向きな人生の整理整頓

人生も後半、一日が短いです。明日やると思っても、若者のようには明日はたくさんないのかもと気づいた今日この頃

吉川晃司と尾崎豊/尾崎豊

2009年05月20日 20時35分18秒 | 音楽
現実逃避 80年代に時間旅行というタイトルで書いていた頃の記事です


先週か?先々週の土曜日。NHKの番組を何気なく聞いていると、吉川晃司がデビュー25周年にして、
やりたいと計画していたことの半分もまだできていないという風なことを話していたかと思います。
彼が世に出てきた当時、顔はかっこいいのかどうか正直わかりませんでしたけど、
やっていること、見せてくれることがかっこいい人だなあと思ったものです。
というか、当時はミュージシャンというより半ばアイドルみたいなちょっと中途半端な立場にあって、
おそらく本人の意向は違っていたと思うのですが、アイドル扱いされることとうまく融合して、
それまでの歌番組の世界にはない、新しい世界を見せてくれるタイプだったと思うのです。

そして、ふと思いました。25年も前から計画を持ってやってきたなんてすごいことよね。
ん?はたして尾崎豊はそのような綿密な計画を持っていたであろうか?

     時は25年遡ります 思えば、尾崎豊が生きていたのに迫る歳月です

ある時、友人に借りた雑誌だったと思うのですが、吉川晃司と同じ年で、身長も同じくらいで、
尾崎豊というイカした奴がいるというような記事があって、吉川晃司自身の尾崎豊との遭遇、
奴には負けたくない、という意識みたいなことも書かれていたような気がするんだけど・・・
何か夢みたいにぼんやりしていて、暗い印象の記憶であてにならん
まあ内容はよしとして、この時まで尾崎豊なんて名前も聞いたことがなかったし、この時点では
どんな歌を歌うのか、どんな容姿をしているのかもわからず、ただ長身の人を思い浮かべていました。
でも、とにかくすごいヤツだということだったので、まだわたしの中に存在していた
新しい物好きの軽薄な好奇心が騒ぎ出し、尾崎豊の捜査が始まりました。

程なくして、ある漫画を読んでいたら、17歳の地図だったと思うのですが、尾崎豊と書いてあって、
ああ、これがあの噂の尾崎豊の歌詞かあ・・・と読んでみるも理解不能。わたしが馬鹿なだけかもしれないけど

段々と尾崎豊の全貌が明らかになってくるわけですが、80年代のファッションといえばゴテゴテして
わたしは嫌いではないのですが今となっては自慢できるものでもありませんけれど、尾崎豊はといえば、
とてもシンプルな装いで、素敵ですけどね当時の基準で言えば、ファッショナブルではありませんでした。
人それぞれ好みはありましょうが、顔だけでどちらか選べというなら、吉川晃司の顔の方が好きですし、
単に歌っていることも、歌い方もわたしの肌に合わなかっただけのことですが、
どうしてあんなに騒がれたり、崇め奉られたりするのかが全然理解できませんでしたね。

大体、当時はまだ出来合いの歌を歌っていた吉川晃司と比較すること自体が違う気がするなあ・・・と、
もう誰だか覚えていないけれど、わたしに無駄なエネルギーを使わせたライターを恨み、早々捜査終了。

尾崎豊のことを時代のヒーローみたいにいう人もいるけれど、わたしはそうは思わなかったなあ。

わたしの尾崎豊像は、自己管理が苦手で、反抗っていうとかっこいい気がするかもしれないけれど、
我慢が足りず、愚痴っぽく、嫌なことから逃避する不満の多い人。 歌詞からの印象ですわ

詳しいことは知りませんけれど、彼の死もどこかそういう自己管理を怠ったことによる
印象と連結して考えてしまうんですよね・・・。

でも、人間みんな心の中のイライラを爆発させたい願望もありますから、
それを押し通して、成功してたことをみんな崇めたんでしょうか?
わかんないなあ・・・。そもそもわたしの彼に対する印象そのものが誤りかもしれませんしねえ・・・。
所詮わたしは、行く先も決めずに、バイク盗んだり絶対しませんからねえ・・・乗れないし

実のところ、わたしも学校が嫌いで、管理されることも嫌いで、我慢も足りないし、
どちらかといえば、尾崎豊に共鳴するタイプじゃないかしらん?と考えてみたりもするので、
わけもわからず書き散らすのはいかんと思い、25年前の捜査以来、
17歳の地図を聴いてみることにいたしました。

これなんですけど  http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=SJqIHUEfhL0
彼の言っている『自由』って一体何なのだろう?『偽善的恋愛』?そんなのあるんんだろうか?
偽善という時点で恋愛としては成り立っていないような・・・変な言葉。
『俺たちが何とかするって・・・』何をどうしたかったの?今が17歳だったらなら、理解を示せたのでしょうか?
彼はわたしより年上でしたが、とっくの昔にそんなの追い抜いてしまっている今のわたしには
ガキの戯言にしか聞こえないのですよね・・・・

んーいかんいかん、これじゃ子供の話をまともに聞こうとしない大人です。
すっかり、彼が嫌っていた『大人』というのに成り下がっているようですなあ・・・いやいや、
こんな、荒捜しみたいなことを本当は言いたいのではないので後日に続きますが、

こういうことを言う大人に対して、確信を持って説得力ある反撃をしてくれる、
40過ぎの尾崎豊に、ここにいて欲しかったと思うんです。
「貴方の言っている自由は何?」と問うわたしに対して、自信を持って答えて欲しかったのです。
だってぇ・・・の尾崎豊だったら、「自由っていやぁ自由だよ そんなもんもわかんねえのかよ」
とかいって誤魔化されそうに、ただ尖がってるんだもん。怖いよ。

本日の締めとして、
そういう凶暴というか、乱暴な感じは10代だったとしても到底受け入れられず、
誰かの作った絵空事を歌っていた吉川晃司の方がスマートに感じられて、
当時のわたしの好みには、幾分か合っていたという気がします。
二人は仲良しだったそうですね。

                                         つづくよ・・・




2 コメント

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ピーターパン症候群 (テクさん)
2009-05-27 22:57:56
こんばんは!

自由とは何か…学校辞めるのも自由、親の金で生活し引きこもるのも自由、他人に迷惑をかけまいと思うのも自由、人を傷つけるのも自由…例えが貧相ですが、自分の周りには自由が溢れていると思っとります。

吉川晃司は私が入れ込んでいる人と関わりがあったので、勝手に一目置いています。

つづき、待ってます。
やっと続きが書けました (はちみつ)
2009-05-31 00:50:42
ちょっとばかり、ご無沙汰してしまいました。

仰るようなピーターパン的自由の果てに気づいた自分が一番求めている自由や、吉川晃司についても少しだけ触れていますので、お暇なときに続きを読んでいただけたらとてもうれしいです。
(ちなみに、ここでは関係ないけどわたくし、毎週『天地人』観ています)

滅茶苦茶長くなったので、随分梳ったんですが、ちっとも短くできませんでした。

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