前向きな人生の整理整頓

人生も後半、一日が短いです。明日やると思っても、若者のようには明日はたくさんないのかもと気づいた今日この頃

映画は一番前の席で

2019年03月16日 14時59分37秒 | 映画
今読んでいる小説に、ある映画のことが書かれています。

古い映画で、原作も読んだことがあります。
タイトルは今日は書きませんが、ある有名な監督の映画です。
原作も本が好きな人ならきっと手に取るはずです。

けれど、万人受けするようなものではなかったので、
わたしは一人でその映画を観るつもりでいましたが・・・

今、映画の内容より、一緒にその映画を観た人を思い出します。
何度も一緒に映画を観た人。
大抵は、ちょっとマニアックな映画。

わたしはそれが嫌だったのですが、
映画は一番前の席。
嫌ですよねぇ。二時間も首が疲れちゃう。
今は吹き替え映画、多くなってますが、
字幕が見えにくいんですって。
とにかく、一番前の席がいいんですって。

映画の後、お茶や食事に行くと、
わたしが買ったパンフレットを
わたしより先に見る・・・
それだけならいいけれど、
きっと、そのパンフレットに食べこぼして、
ゴシゴシ

時間に対してものんびりしてたなぁ・・・。
一緒の電車に乗るはずが、わたしだけが乗って、
目の前でドアが閉まって・・・
自分の良い加減がわからなかったのか
飲み過ぎて帰るのに困ったこともあったっけ。
今となってはそれもいい思い出です。

「今日はつきあってよ」「今日の行き先は任せて」
の言葉に誘われて、
色々できない経験もさせてもらいました。

「傘忘れていたよ」「持っててよ・・・」
あちこちで忘れ物してきたでしょうけれど、
まだ預かっていますよ。
とっくの昔に忘れていると思うけど。

あの映画を一緒に観たのもきっと忘れているね。
あえてタイトルを書かないのは・・・
わたしは思い出すけれど、わたしのことは
思い出して欲しくないからです。

忘れてくれていい。
あのころのわたしはいつも上の空だったから。

まだ一番前で映画観ていますか?
というか、何で眼鏡持って行かないの?
コンタクトも絶対しなかったね。できなかったの?

色々思い出すけれど、新幹線の中で、
グーグー眠っているあなたの顔を見ながら、
何故だかとても不安な気持ちだったことを
いま最後に思い出しました。

何故あんなに不安だったのでしょうね。
ハハハハハ、若かったのですよ。

さらば、若き日々 おしまい。


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