前向きな人生の整理整頓

人生も後半、一日が短いです。明日やると思っても、若者のようには明日はたくさんないのかもと気づいた今日この頃

メランコリーの鬼が棲みつくということ

2018年01月20日 17時41分55秒 | わたしの思い
今日は少し後ろ向きな発言をしようと思います。

よく生まれてきてよかったと思う。親に感謝しています。という言葉を聞きます。
わたしも、先日の成人の日についての投稿でその日までのことを感謝する日と記しました。

が、わたしは生まれてきてよかった~とは実のところ思ってはいません。
いちいちそう思わないし、多分決定的なそう言える喜びの瞬間もないし、
日常の些細なことにもそんな気持ちを見いだせてはいません。

もし気持ちのままに生きていたならば、かなり不愛想な陰気臭い人間だと思います。
学校や世間の評判とは大違いの人間だったと思います。
いつの時代を振り返っても苦しみは身近に存在しましたし、どこを切り取っても
生まれてきてよかったとは思えませんし、無理していました。
そりゃあ、楽しかった日々もありますが、何かいつも引っかかっているものがありました。

でも、人はわたしををいつも笑顔でいたと言います。わたしは努めてそうしてきました。
場が冷え込まないよう、不快にならないよう。
そしてちょっと疲れました。

だから本音の本音で、生まれてきてよかったなんて一度も思ったことがないことを告白。
両親には教育を与えてくれたことだけは深く感謝していますが、みんなの言うような
生んでくれてどうのとは思っていないので言えません。

そして半世紀近く生きてきて今、ここで言っておきたいことは、
生まれてきてしまったのでどうあっても生きないといけないと思っています。
それだけで何か意味があると思うから。毎日無事に生きていきたいです。
つらいツライ時がありました。本当に消えてしまいたいくらいつらい時が。
でも生まれてしまったのだから生きるだけでいいではないかと思い直し、
生きていればきっといいことがあると自分に言い聞かせました。
常にその思いだけに支えられています。
愛想よく嘘笑いしながら・・・嫌な奴です。本当に。

それでもわたしは笑顔でいるつもりです。
いつか生まれてきてよかったと言いたいじゃないですか。ねっ。

楽しそうなことを書く日もわたしは少しだけ嘘をつくのだろうし、ついてきたのだと思います。
ごめんなさい。嘘つきで。

ただ、人にお世辞を言って嘘をつくことはありません。

わたしもきっと子供の頃から心の中にメランコリーの鬼を飼っているのだろうって思います。
本日は本気の本音のキレイごとなし。