対DeNA初戦で判った。今年の巨人は本物かも知れんぞ。

丸の加入はとてつもなく大きい。実力伯仲する坂本に、さらに力をつけさせた感がある。そうなると、打順なんか別物、坂本、丸の二人で充分戦えそうだ。

その上にゲレーロが本来の力を出してきた。まさに重量打線だ。昨夜のＤｅＮＡ戦ではエース今永をこの３人の３発で沈めたのだから申し分ない。

そして、ようやく菅野にエンジンが掛かってきた。シーズン始まったばかりで素人の予想だけれど、これで巨人優勝の目は８０％ほどではないだろうか。

反対に、今年の広島はどうだろうか。シーズン初めとはいえ目下最下位。丸の抜けた穴はとてつもなく大きい。金の力に屈したカープファンはさぞ恨めしいだろう。

巨人ファンであっても、それが制度の範囲内であっても、読売の金の物を言わせるような行いには賛意を送るつもりはない。日本人なら「恥を知れ」と言いたい。が、それによって強い。

「勝てば官軍」は世の東西を問わない。巨人が勝って広島が負ける。丸を獲得した側とされた側、これほど差が出るとは思わなかった。広島が優勝戦線から脱落するのだから。

その点、ゲレーロを失った中日はどうか。一応、元気よくスタートを切ったようだ。ただ、ゲレーロが打ち出したら気分悪いだろう。中日もまた読売の商売敵なのだから。

愛知では中日の勝てない読売。これではいつまでたっても勝てないだろう。新聞の話だけど。因縁が渦巻いている。その中心にいるのはやはり巨人。それも、いつも悪役。スッキリさせてくれ！