高橋監督の下で、巨人は覚醒するか？①

「シーズン前にいろいろあって、それでもよくやっているよ」とはドン・ナベツネのノー天気発言。よくやっているどころか「何もできなかった」監督業だ。

これは、読売内部の問題から強制的に振ってこられた監督業に、高橋由伸は戸惑い、読売が言う「何もかもを村田ヘッドがやるから」という甘言に頷くしかなかった茶番劇からだ。

これらの茶番劇の基はといえば、言わずと知れた原前監督によるチーム崩壊によろもの。身を引くときに引かないから後進に迷惑をかける。

それも今更どんなに叫んでも元には戻らない。だったらこれからのことは高橋監督に任さなければ何にも始まらない。それでも「大丈夫か？」の心許なさが消えない。

第一に、早々にコーチ陣が続投となった。打撃コーチが内田から二岡に代わるだけだそうだ。またもや村田ヘッドで戦うらしい。エエのかそれで！

来季もまた高橋監督が指揮しないで村田ヘッドの指揮下で戦うのか。どんな力関係なのかは知る由もないが、村田ヘッドは原と一蓮托生だったはず。高橋の頼る相手ではない。

元楽天のマギーを獲得しようとしている。マギーは強打者で日本での実績もあるし内野手だ。もし獲得できたらどのポジションでどんな起用方を取るのだろうか。

阿部は通算安打１９１７本。あと２０００安打まで８３本。２０００本安打達成を花道に次の監督候補として引退となるだろう。来年か再来年。

マギーを獲得できあとして、３塁に起用するのか１塁で使うのか、村田と阿部をどうするのか、岡本は？阿部を代打要因にして１塁を守ると阿部の２０００本は？

これらの連立方程式を解く頭脳が果たして巨人編成にあるのか、ベンチの監督とヘッドにあるのか、それで若手の育成に拍車がかかるのか、巨人は果たして覚醒するのか。

外人勢は揃って帰国の途についた。ギャレットは残留を熱望しているらしい。迷うところだが金満巨人だから契約するだろう。アンダーソンと同じ道を辿るのだろうか。