藤田ひろみのブログ

心豊かなまちづくり 苫小牧市議会議員 藤田ひろみ

向こう三軒両隣

2012年06月19日 | インポート


内閣府の2007年の調査によると、近隣住民との行き来がほとんどない人の割合は4割弱。「あまり行き来をしていない」を含めると約6割にのぼるという。一方で、多くの人は「困った時は住民と助け合いたい」と考えており、「地域の人と繋がりを持ちたくない」という人はごく少数に過ぎなかった。いざという時の安心として地域とのつながりを求める傾向は、大震災以降ますます強まっていることは間違いない。「向こう三軒両隣」をもう一度地域に根差していくべきだと思う。

今、地域力を高めて、地域の安心・安全のネットワークを構築する時だと感じる。東京女子大学名誉教授の広瀬弘忠氏は、災害時における避難について、「リーダーシップと情報がすべてを決める」と述べている。さらに「人間は他人をアンテナにして行動している。誰かが動かないと自分も動かないという特性がある」とも語っている。地域力を高めるためには、正確な判断力と実行力を持ったリーダーの存在は必要不可欠と思う。