藤田ひろみのブログ

心豊かなまちづくり 苫小牧市議会議員 藤田ひろみ

景色読解力

2012年05月17日 | インポート


今日は久しぶりに暖かく、春らしい天気でした。毎日のように市内で変質者の出没がある。立正大学教授の小宮信夫氏は、「景色」から犯罪者の行動を予測出来ることを「景色読解力」と名づけている。(潮5月号より)

その中で小宮教授は、犯罪に巻き込まれないために大切な事は、人に目を向けるのではなく景色に注意を払う事だという。犯罪を起こしそうな人ではなく、犯罪が成功しやすい景色を知ること。そうすれば、どこに行っても、たとえ災害によって風景や日常が変わってしまったとしても、危険を予測できるようになり、被害を未然に防ぐことが出来る。と述べている。小宮教授は、非常時の防犯で、知っておきたい5つの心得を述べている。

①「入りやすく、見えにくい場所」では警戒心を高めよう!
②犯罪者は見た目では判断できないと知っておこう!
③何事も一呼吸おいて考える癖をつけよう!
④突然の訪問者に注意しよう!
⑤避難所では、可能な限り、間仕切りなどで各々のスペースを区切ろう!

小宮教授は、「景色読解力を身につければ、警戒心のオンとオフを使い分けながら犯罪を未然に防ぐことが出来る。災害時の防犯も同様です。日頃の意識と訓練が、いざという時に自分の身を守るのです。」と述べている。一人一人が、景色読解力を身につけて判断できるようになれば、犯罪被害も減少するだろうと思う。