マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

麦粒腫と霰粒腫

2010年05月20日 | 診療
眼の絡みで少しだけ。

ものもらい・めばちこ。。。
色々呼び方もあるようですが、麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と言います。

まぶたの分泌腺やまつ毛の毛根に黄色ブドウ球菌などが感染して起こります。
赤みで始まり、痒み・痛み・腫れと続きます。
腫れたところが破れると膿が出てくることも。
感染なので抗菌剤での治療となります。


似て非なるものに霰粒腫(さんりゅうしゅ)があります。

分泌腺がつまって慢性的に炎症が続く→肉芽腫という塊のようなものができる。
多くは痛みもなく、違和感、異物感、腫れが症状です。
通常は細菌感染を伴わないのですが、感染を起こすと麦粒腫と似た症状になります。

いずれにせよ、眼科でちゃんと診てもらうほうが安心ですね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 流行性角結膜炎(はやり目) | トップ | 口唇ヘルペス/ヘルペス歯肉... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

診療」カテゴリの最新記事