マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

子宮頸がん予防ワクチン接種の公費助成推進実行委員会

2010年03月03日 | ワクチン その他
「未来を担う女性に子宮頚がんワクチン公費助成を」
と女優仁科亜季子さんらを中心に委員会が組織されたそうです。

委員会のHPで署名も募集しておられます。
パソコンからしかアクセスできないようですが、参考までに。

http://hpv.umin.jp/

よくある質問?(その5)

2010年03月03日 | その他
今日はまじめに。

「なんで医者になったん?」

高校1年のときに「医者のないしょ話」という文庫本に出会い、
こんな医者がいいなと思ったのがきっかけです。
ひとことでいうと今の自分みたいな医者?
町のお医者さんで、おもろいナースと楽しい患者さんたちとのやりとりが絶妙でした。

医学部に入るのにめっちゃ勉強しないといけないなんて知ってたらやめてたかも。。。

ろーにんもしたし、りゅーねんもさせられたし、
(もちとまじめに生きるという選択肢は当時の自分にはなかっただけ?)
四国で交通事故で死にかけるし、インドでは下痢して病院運ばれるし、
マキノでは空から落ちて背骨折るし。。。
医者への道は遠く険しく果てしないのでした。。。

やっとこさ小児科医になったものの、大学病院でナース様たちに毎日しごかれます。
「あの先生、いつもすぐ帰ろうとする」(当時新婚ですが?仕事終わったらすぐ帰りません?)
「先生、(患者さん「少し」容態悪いから)今日は当然泊まりますよね?」
(当直いるのに主治医も?急変時駆けつけますやん?担当ナース様はすぐお帰りです。。。)
「あの先生、自分で勝手に治療しようとする」(コミュニケーションとれてないなんて怒られる。。。)
「もう時間外だから薬は自分で取ってきてください」(夕方、夜間は薬局までパシリです)
自分の先輩たちはさらに想像を絶する世界を経験されていると伺っておりますが。。。

なんとかかんとか、大学病院から脱出すると優しい普通の看護師が沢山おりました。
がっ!
特に夜間休日の当直帯にはバラエティに富んだ患者様たちが大勢いらっしゃいます。
日勤帯も油断もスキもありません。
理想の医者像はいずこへ!?

しかし、色々あったものの、なんとかマキノ病院にたどり着きます。
「外来したい~外来したい~」と駄々こねた甲斐がありました。
あとは新年のご挨拶で申し上げた通りです。
皆様、今後ともよしなに。