やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

信州須坂への初訪問 二日目

2009-06-21 | 
面白いのが面会時にお茶とともに
出されるのが漬物であること。

ぬか漬けが多いようなんだけど
なかなか美味しい。

ヒンヤリしててこの時期には
清涼感もあるし、健康にも
よさそうだし、ポリポリ食べちゃう。

あるご自宅を伺ったときは
奥様が4種類も小皿をだしてくださり、
これにご飯があったら、一食分は
いきそうだったなぁ。

東北地方でもこういう慣習だと
聞くから、かなり広いエリアで
みられるのかも。



晩飯を小布施町の「蔵部」でいただく。

古い酒蔵の一部を改装し、酒樽がシンボリックに
おいてあり、黒で統一されたモダンなインテリア。

「パークハイアット東京」の内装を手がけた、
ジョン・モーフォードの設計なんだけど、
ちょっとやりすぎかなぁと感じるようになった。

昔ならもっとかっこいいと思ったかもしれないけど、
この手のデザインは田舎にはそぐわない・・
テーマパーク的な小布施にはいいのかもしれないけど。

サービスもフレンドリーさがあまりないし、
そうなってくると料理もはえない・・野菜は
美味しかったけどね。



長野の善光寺に隣接した酒蔵「西之門」で
ランチをいただく。

清酒工場、酒とみその店、レストランさくら、
うつわの店等の蔵から構成され、
狭い家のなかの通りをぬけると中庭に通ずる
アプローチはとてもいい。
善光寺の喧噪が消えていく。

中庭の雰囲気は古い蔵群に囲まれていて
外で食べたから気持ちよかった。

古いところはうまく使っているのだけど、
奥のレストラン「sakura」という新築建物のデザインが
予算がないのに高級感をだそうとして失敗している感じ。

桜も多かったから春に再訪してみたいなぁ。

信州須坂への初訪問

2009-06-20 | 
信州は須坂へ打ち合わせを
兼ねて遊びに来ている。

須坂は初めてなんだけど
今日のハイライトを2つ紹介すると;

最初に連れて行ってもらったのが、
川そばの山の中腹に建っている
旅館のカフェ。

のっけからやられた。

緑に囲まれ、川が下を流れていて、
浮遊感がある。

仙仁温泉 花仙庵 岩の湯という
旅館で一泊3万円~するのに
こんなご時世でも予約がとれない。



田中本家博物館という旧家を
公開したのもなかなかいい。

江戸期の豪商の家や蔵がすばらしいし、
大事に使ってしまってきた
道具類がA級の工芸価値はなくとも、
生活の息吹を伝える貴重なコレクション。

子どものおもちゃも箱付きで保存している。

田中家2代目が残した家訓が残っていて、
贅沢をたしなみ、妬みを禁じ、
勤勉実直に働くことを提唱している。



市の中心部には蔵や洋館も多いけど、
生活や商売に使っているモノが多く、
観光化をあまりしてなく、
のんびりしている。

アート&フードイベント at アサヒアートスクエア

2009-06-19 | art
「 ITSUBOナイト リゾレッタ in 吾妻橋」フード&ライブに行ってきた。
いろんな人に会えて面白かった。

まずタイトルにもなったITSUBOさんは
淡路島のイタリアン「リゾレッタ」で
活躍するオーナーシェフ。
昔からの仕事仲間。
おいしい料理をありがとう~

今回の一連の「アサヒ・アート・フェスティバル」を
企画運営した加藤種男さんは
アサヒビールの社員とは思えない動き。
企業メセナ活動のリーダーなんだけど、久しぶり。

昔、美術館プロジェクトでお世話になった
プロバの代表鈴木洋樹さん。

淡路島アートセンターの山口さん、
それをサポートしている建築家の
富田さん。

ブラジル音楽を演奏しはった港大尋さん。
お兄さんは、現代美術のキューレータ、
多摩美術大学助教授千尋さん。

司会役で機織り娘、フェリシモの
デザイナー連中、シンクタンクの人・・
盛り上がった夜。

プロジェクト事始め

2009-06-18 | 建築
昔お世話になった方にお会いする。

ぼくにとって初めての建築のプロジェクトに
引き込んでくれた方で、
会議の席上で決定していただいた。

それがなかったらどうなっていただろう?
そのプロジェクト関わっていたかもしれないけど、
そうでもないかもしれない。

プロジェクトが始まるかどうか、
そのプロジェクトに加わるかどうか、
いろんな要素がかみ合っている。
まさに人生の縮図?



パーティなど挨拶程度だったので、
近況や仕事のことなど久しぶりで
笑いもいっぱいで懐かしかった。

的確で率直でユーモアにあふれた
魅力的な話しぶりは昔よりパワーアップ
されてたなぁ。

またお仕事をご一緒するかも。



「事始め」とは京都の花街などで正月準備に
取り掛かる伝統行事のこと。

舞妓さんが師匠筋を訪問して
一年の感謝の気持ちを伝え、
来年の心構えを誓うんだね。

初めて建築のプロジェクトに
たずさわったことを感謝して
これからもいいものをやっていきたい。

カルパッチョとベリーニの共通点

2009-06-17 | 
ヴェニスのレストランHarry's Barの
創始者チブリアーニが
カルパッチョを考案したって知って
驚いたのは最近。

安西水丸の初翻訳&名訳の『ハリーズ・バー
―世界でいちばん愛されている伝説的なバーの物語 』
を読んだから。

建築芸術家とよんでいる鈴木明さん
大推薦で読んだのね。

その初代チブリアーニが好きだという
画家Vittore Carpaccioの名前をつけた。
画家と料理の関係は特にない。

彼はカクテルのベリーニも発明した
というのだから驚き。

しかも同じく、Giovanni Belliniという
ルネッサンス期の画家にちなんで名付けたらしい。

カルパッチョやベリーニを作る人や
いただく人が、その画家達の絵や
ハリーズ・バーのことを
思いおこしているケースが多かったかも
と思うと今までの理解の浅さが悔しい。

とくに、ベリーニは好きなのに。

函館魚ずくし

2009-06-16 | 
ご近所の若夫婦が実家へ帰ってたんだけど
たくさん魚を買って帰るよ・・
という連絡が函館からあり、
白ワインをもって馳せ参じた。

鬼エビ、ヒラメ、イカ、ウニ、ホッケ・・
などなど、絶品。

醤油とわさびもいいし、
カルパッチョ風にオリーブで
いただくのも最高!

また値段を聞いて驚いちゃう。
鬼エビで30匹は入ってて300円!
ウニは箱買いで1200円!
東京の10分の1やね。

函館といえば朝市で有名な
市場があるけど、彼らが買ったのは、
地元の人で賑わっている魚屋。

市場とは別の場所なんだそうな。
市場を考えるには示唆に富む。

『ジブリ汗まみれ』のDVD化

2009-06-15 | エンタメ
TOKYOFMで日曜日PM11:00~11:30に
放送されている『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』
をDVD化しました、という連絡がディレクターの
服部准さんからあった。

服部さんとはTOKYOFMでの『style』という
番組企画で2年くらいご一緒した方。

鈴木敏夫さんがいろんな方々(おもに仲間)と
ゆるい感じで雑談している・・普段のままを
感じさせる演出の番組。

DVDを開封して驚いた点が三つ;

1,のべ40数時間という長大作品

番組が始まった2007年10月以来の
膨大な録音素材をDVD用に再編集してるんだけど、
入れも入れたり40数時間!

音楽は各54章に1曲位は入ってるので、
それだけでもお得(?)

まだ最初の8章分くらいを聴いただけだけど、
映像は静止画が申し訳程度入っているだけで、
DVDというよりCDだな、これは。

2,でもpodcastで無料で聴ける

podcastの配信もあって、放送開始からの
番組を聞けるんだけど、
そっちはラジオ番組の再現に近い。
(みんな聞き比べたわけではないけど)

DVDの方が尺にこだわらず、
じっくり編集しているから面白そうだし、
音楽が入っている分は楽しいけど、
そうは言っても無料に勝てるかなぁ。

podcastがある間はそんなに売れそうにない?

3,鈴木さんの語り口調

『映画道楽』(ぴあ刊)でどんな方かの
イメージはあったんだけど、語りの
面白さは聞かなきゃわかんない。

『ラセターさん、ありがとう』という
『千と千尋の神隠し』のアメリカ公開の
メイキングDVDでも鈴木さんは登場するけど、
影が薄かった。

それが本番組では縦横無尽に語っていく。

とくに徳間書店からのメディアージュ創刊や
ジブリ創設のあたりは絶品。

ともに亡くなった徳間康快さん(徳間書店創始者)、
尾形英夫さん(メディアージュの初代編集長)
とのやりとり、高畑勲さん宮崎駿さんとの出会いと
映画作りへの挑戦、ジブリ創設・・
そういった方々の口調や雰囲気の再現がうまい。



そういった驚きとは別に、
服部准さんらしい番組の作り方が
懐かしくって、楽しいなぁって思う。

曲の選定、ナレーションのかぶせ方、入りかた、
どんな場所でも収録場にしてしまう無茶ぶり。。
鈴木さんも楽しんでる筈。

循環農法な日 その8 田植え

2009-06-14 | 農・生物
昨日は待ちに待った田植え。
一年の前半の最大イベント。

お手伝いの人達がのんびり集まり、
ゆっくり始める。

遅れてきた人をあわせると
10人くらいで田植えを進めていった。

今年は機械は使わずオール手植えで、一本植え。
一本植えっていうのは、苗を一本ずつ
田んぼに植えていくやりかた。

多くは三本植えなんだけど、
一本植えの方が生産性も高いし、
しっかり成長することがわかってきたからだ。

一本だとちょっと頼りないんだけど、
去年はぐんぐん株分けしてたくましく成長していった。

群れで植えるより一本植えの方が
よく育つなんて、独立心がつよくて頼もしい。



初めて田植えをする人から、農家のプロまで
みんなでやったからあっという間に午前中で終了。

その後は楽しい打ち上げ!
とれたての野菜(ズッキーニ、油麦菜)を炒めながら、
お酒、おにぎり、佃煮、漬け物などをたっぷりいただく。

柿の木陰で、ゴザに上がってやってると
通り過ぎる風が心地よい。

まちづくりの打合せ

2009-06-13 | 建築
まちづくりの打合せを南青山の45davで、
ゆっくり飲みながら行う。

45davはアパレルの45rpmが泥武士に
運営委託して始めた野菜が特徴のレストラン。

もとフランス人の現代アーティストの
アトリエだったところなので、空気感が
素敵なところ。

居心地のいい個室は、
ごはんを食べながらの打合せには
なかなかいい。



その関東某所は江戸時代から特色のでた
地域だと思ってたら、大昔からの
特徴もあって、楽しみな地域である
ことを教えていだただく。

また里山、畑、寺院、旧家、料理など
いわゆる観光客が知らない見所が埋もれている。

近々訪問するのが楽しみ。

大学訪問

2009-06-12 | 
高校の同級生が建築の大学院を卒業後
大学の教授になっていたので会うことに。

郊外にあるそのキャンパスは、
新しい建物に緑の芝生に大勢の学生たち。
空も広く普段見慣れぬ光景が広がる。

教授室を訪ねると、変わらぬ彼がいるんだけど、
2人の女子大生にまだ指導中だった。
ちゃんと仕事してる様子を間近にできる
不思議さを感じる。



高校を卒業以来の再会なのに
すぐに話が盛り上がる。

同窓生のよしみってだけでなく、
お互いが志向する自由さ、楽しさ、
運の大切さへの向き合い方が似ていた。

お互いの人生のハイライトなんだけど
面白くって爆笑しながら深い話にもなる。

同期生の消息もはさみこみながら、
次の授業時間がすぐ来てしまう。

仕事の相談はほとんどしなかったので、
それは次の機会の楽しみなんだと思いながら、
キャンパスを後にする。