あの忌まわしい東日本大震災から今日で3年経ったのですね。
忘れもしない、3月11日午後2時46分・・・
そろそろ義父がデイサービスから帰宅する頃なので、部屋を
暖めようとした時、突然グラッ・・・
(義父は帰宅困難でそのまま1週間ほど施設に預かってもらいました)
家の中には私1人だけ、食器が落ちないよう、戸棚の戸を
押さえながら、「この揺れはただごとではない!」顔は恐怖に
引きつっていたと思います。
治まって、外へ出たけど、猫の子一匹通らぬ異様な静けさでした。
その日の夜は、停電なので、ろうそくと、反射型のストーブを囲み、
雑魚寝、手動で充電するラジオから入る情報に耳を傾けながら、
被害の大きさと、続く余震と寒さに,眠れぬ夜をあかしたのを
思い出します。
ないないずくしで、食料品、灯油、ガソリン買うのに整理券を
もらいなが、販売数量も限りあるも、長蛇の列に加わり、買う
状態でした。
被災者は、財産、生命まで奪われ、今だに行方不明の方
もいらっしゃいます。
百人いれば百通りの物語があり、今も語り継がれています。
百年に一度の災害、地震国とは云えほんとうに辛い体験でした。
瓦礫はほとんど、処理され、復興も進んだかに見えますが、
被災された人々の傷の癒えることはなく、今も苦悩し続けています。
ふる里には戻りたいけど、戻れない・・・地震、原発がもたらした
被害は、人々を離散させ、もうニ度と元には戻ることは出来ず、
望まぬ新生活を強いられています。
この怒りをどこへぶっつけたら良いのやら・・・しかし一歩一歩
前え進まなくてはなりません。優しさ、いたわりの絆が生まれ
支え合うことの大切さを、学びました。
その年の8月、義父は他界、壁には、深く、長い、亀裂が残り
地震の恐ろしさを今に伝えています。
さあ~前を向いて、しっかり歩みましょう!そして忘れないで
このことを語りついで行きましょう。
亡き御霊の安らかなることを心よりお祈り致します!