春爛漫、良い季節です。野に山に花がいっぱいです。
我が家の遅咲きの濃色の梅の花が咲きました。
春されば まづ咲く宿の 梅の花 ひとり見つつや 春日暮らさむ
万葉集 山上憶良
ギボウシも大きくなりました。
奥山の岩本管(ギボウシ)を根深めて結びし心忘れかねつも
笠 女朗(かさのいらつめ)
青空の下の白モクレンです。
木蓮の散りて干潟の貝めける 林のみちの夕月夜かな
与謝野晶子
真っ黄色の山吹の花です。
七重八重 花は咲けども山吹の 実のひとつだに なきぞかなしき
後拾遺集・兼明親王
椿の赤と雪やなぎの白が対象的で目を引きます。
白に細い筋の入った、かすりの椿です
椿落て昨日の雨をこぼしけり 蕪村
宵闇に 白く浮かぶ雪柳 倒れず生きたや たおやかに (GB駄作)
さあ、野に山に出かけませんか?そして一句いかがでしょう・・・
被災された方が、強く生きることに
意義があるのだと思います。
こんなひどい、災害にも負けず、立派に
立ち上がりるに、やはり人の力があれば
こそです。
残された人が、今こそ力を合わせ、後世にも
伝わる、復興を遂げて欲しいと思います。
「たおやか」・・・素敵な言葉、
それを用いた素敵な一句、とても、素敵です。
特に、震災に遭いながらも、ただひたすら
じっと堪える被災された皆様の心のように
しなやかで強い様子が伝わってくるようです。