今上天皇が御即位になって即位礼正殿の儀 の終了後、祝賀御列の儀が平成2年11月12
日執り行われました。
また、大嘗祭が行事として行われました。(11月22日23日)
当時の総理大臣は水玉ネクタイをトレードマークにした海部俊樹氏でした。
ある晴れた日、東御苑を散策し、拝見させていただきました。
足腰の悪い方や体調が悪い方は、これをご覧になって、よろしければ目の保養になさってく
ださい。
昔、パレードに、ご使用なされた馬車やお車が陳列されてい
ました。
儀装馬車の本体部分はフランス製で、そこに日本の漆を塗っ
たそうで和風になり、これ以上素晴らしいものは、もうできない
であろうと言われています。
あらゆる角度から見て、細かい装飾に感心しました。優雅です。
ニッサン・プリンス・ロイヤルや、ロールス・ロイスもあり、立派です。
旧御料車のロールス・ロイスは、平成2年製。
その年、宮殿から赤坂御所まで約4.7キロの祝賀行列の儀
の際に、両陛下が使用され、平成5年には皇太子夫妻のご結
婚の際にも使用されました。
旧御料車ニッサンプリンス・ロイヤルは昭和44年製で、平成2年御即位礼及び大嘗祭後神
宮に親謁の儀の際に、宇治山田 駅から伊勢神宮まで両陛下が使用なさったようです。
しばらく歩くと、大きな芝生の広場には旗がひらめいていまし
た。
萬歳旙(ばんざいばん)の隣には、金色の太陽と銀色の月の
旗があり、これらは宇宙を示します。
そのお隣には菊の御紋章が青、黄、赤、白、紫と並べられて
います。
旗の横には、鉾(ほこ)・鍾(しょう)・鼓(こ)が
あり、鍾では参列者の規律着席の合図として
使用され、鼓は参列者の敬礼の合図に使用さ
れたようです。
雅楽器の特別展もなされていて、東儀秀樹さんのファンとしては、興味津々です。
撮影を許していただきましたが、やはり肉眼でご覧になったほうがいいかと思います。
細かい部分が繊細に加工されていて、篳篥・笙はよくよく眺めて来ました。
お琴も素晴らしく、写真が、ぶれて残念です。
さて、装束類なども特別展示されていて、一部ご紹介しましょ
う。
男子供奉員の儀式用の束帯黒袍(くろほう)、女性供奉
員の正装である五衣・唐衣(からぎぬ)・裳姿。(十二単)
写真で拝見すると、優美さが増します。
国語の副教材に、よく記載されている絵の通りでした。
おめでたい話に戻ります。
古典に出てくる、五節舞姫(ご
天武天皇が琴を奏でていると、雲とともに天女が降り
てきて袖を五回翻して舞ったという由来があります。
大正の即位式に再興されました。
これは大嘗の儀に使用されたお着物です。
最後に、五葉松をご覧いただいて、宮中の雰囲気を
楽しんでいただければ良いなあと思いました。
ともあれ、何か、目出度い気分で、私は日本橋高島屋
の写真展まで拝見して帰りました。
三の丸尚蔵館には、お着物平安装束で、天皇の真っ
白の直衣や、桜色の桜模様の皇后のお召し物を拝見し、高島屋では洋式の純白のドレスを
それにしても、美智子様はお綺麗で、才色兼備の鏡のような
方で、会場に褒める言葉が飛び交っていました。
どなたも、天皇ご一家のご健康をお祈りいたします。
雅子様もゆっくり静養なさって、皇太子殿下の嬉しい微笑みを
拝見したいものです。
美智子様、雅子様、いじめはどこに行ってもあります。負けないでください。
そして、国民のわたくしたちに、正しき道をお示しくださいますように!