今日は朝、テレビで昨日の国会の模様を見ながら、 「日本科学技術費削減」という与党の答弁を聴きながら、私は呟く。
「ええ、日本の科学技術開発が世界ナンバーワンでないと、日本の優秀な技術者は海外へ流れてしまう」というのは事実であると。
別に野党を支持しているわけではなく、どうも日本の未来は暗いと思う。
まあ、政治的なことに口を挟んでいいことはないから、庶民は黙っていよう。
国立博物館の庭園散策。
うーん、こんなところに茶室が点在・・・。
円山応挙の絵画はあるとは・・・・と唸りながら、撮影は禁止されて紹介できない。
高校生がうろうろしていたが、彼等に話しかける立場 にいない(教師でもない)から、黙って見守っていた。
国立科学博物館の正面玄関に車が一台。
何?と好奇心むき出して近づく。
わたしの好きな漫画に「マッハGOGO!」があった。
円高加速とアメリカ経済の停滞で、日本の自動車メーカー輸出はどうも振るわない。
男子高校生達が「すげー。これ幾らするの?」と警備員さんに質問していた。
「君たちの校庭くらい」と応答する警備員の方。
どこの高校生か知らないが、億はするということであろうが、通じただろうか。
この写真の中で、カロッツェリアザガード チーフ デザイナーの原田則彦氏がおいでになっていた。
東京生まれ。
慶應義塾大学文学部哲学科美学科専攻。
後、カリフォルニア州パサディナのアートカレッジ・オブ・デザインに留学なさった。
現在の職に就いて16年目。
男子高校生たちが携帯電話カメラで撮影していた。
わたしのちゃちなデジカメのほうが写りはいいかも知れない。
わたしの感想は、フェラーリにしてはシンプルで無駄のないデザイン。
色合いも自然で、遠目には地味かも知れ ないが、近づくとフォルムが美しい。
男に喩えれば、マッチョマンではなく、贅肉のないすらりとした美形の洒落者。
そう言えば、市川海老蔵さん、婚約するそうでおめでとうございます。
最初は筋肉をつけようとしてジムトレーニングしたらしいが、その後は歌舞伎役者に筋肉はそういらないとヨガに運動を変えたらしい。
いい男になりますように!
このフェラーリに親近感を抱く人はいないだろうが(高嶺の花過ぎて)、日本のデザインも捨てたものではないと確認。
あらゆる角度から拝見。
いらない、女性は。
これだけが恋人、という男性が乗る車と拝見した。
何か、チェロを抱いた男性を想像する。
かなりエロチックかつ気品がある。
「俺、乗りたいなあ」と言う男子高校生にエールを送ろう。
是非、乗れるほど日本経済を担ってくださいな!
金あり、粋あり、洒落あり、伊達な男にふさわしい。
シルバーグレイという色合いが上品さを高める。
気品あれば、年齢は関係なく長年愛されて乗り続けられる。
ブランド物とは、長いこと愛用し、手入れを怠らないで いるような大事なものであるはず。
産官学連携で学術費は削らないでいただきたいものだなあと政府に期待する。
優秀な日本人科学者を輩出できなくてはならないと個人的には思う。
「思い立ったら、後には引けず。・・・親父譲りの頑固者」
それくらいではなくては、匠にはなれないような気がする。
これをブログにアップする気になったのは、高校生の歓声の声に触発されたから。
わたしとしては、歌舞伎座を代表する内面も外見もよき男性に是非乗って広告してしていただきたい。
演出家になったら、颯爽と男性の菊之助さんが車に乗って、車のドアを閉めて出て来るときは、姫君(女装)で赤い絨毯をすらりと歩いて、女性がため息出るように、退場してほしい。
「誰知るか 利休鼠のフェラーリを 創造せしは 日本人なり」
場所:国立科学博物館にて
日時:平成21年11月20日撮影
by みなりん