みなりんの紀行文

写真とともに綴る、旅の思い出を中心としたエッセイ。
主に日本国内を旅して、自分なりに発見したことを書いています。

京成バラ園2013年5月の薔薇鑑賞(祝・鈴木省三さん生誕100年)(和名篇)パート3

2013年05月19日 05時31分55秒 | まち歩き

さて、先日の続きで、今度は日本名の雅な薔薇をご紹介しましょう。

京成バラ園の所長さんだった故・鈴木省三さんは、旧制府立六中(現・都立新宿高校)卒業後、身体が丈夫ではないので、園芸学校に入り、以来その道のスペシャリストを目指しました。

自宅に父親が愛した赤いバラの花があって、薔薇は思い出深きものだったらしいので、外国の名前の薔薇があるなら、日本名の薔薇を育種してもいいだろうとお考えになりました。

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163朝雲。

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047
宴(うたげ)

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058
快挙

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089凛(りん)

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104
桜貝

「うるわしき桜貝ひとつ

去りゆける君に捧げん

この貝はこぞの浜辺に

われ一人拾いし貝よ

ああ、なれど

わが身はせつなく

うつし世の渚に果てぬ」

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052
初恋

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139
恋心

「恋すてふわが名はまだきたちにけり 人知れずこそ思い染めしか」

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132

昔の人は、着物を裏返して着て寝ると、夢の中に恋しい人が現れると、王朝人は信じていました。

夢に出るということは、相手が自分を思ってくれるからとも思案していました。

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135丹頂

鶴のことでしょう。優雅な感じ。

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127
月光

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145
正雪(まさゆき)

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158王朝

平安時代の桜のけぶる平安京を想起し、「源氏物語」などの世界でしょうか。

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181夕霧

光源氏の息子。

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169
常夏

光源氏の友人の頭中将の元妻のことが常夏の君として紹介されていますが、これははかない命だった夕顔のことです。

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154
熱情

恋多き光源氏の真の憧れの人は、藤壺で、義母ゆえに苦しみます。

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152
賛歌

「この世をばわが世とぞ思う望月のかけたることのなしと思えへば」

帝の子をわが娘が産んで、関白太政大臣になり、藤原道長の絶頂期の歌です。

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148光彩

アメリカでは「ミカド」という名前で親しまれています。

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210万葉

平安時代が「源氏物語」なら、以前は王から庶民のものまで納めた「万葉集」は特筆にあたるでしょう。

防人の歌、貧窮問答歌など心に残ります。

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096

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最後に「プリンセス・アイコ」

「玉の緒よ絶へなば絶へねながらへば忍ぶることのよわりもぞする」式子内親王

愛子様には、将来、お幸せなご結婚をなさり、公に祝福されることを願っております。

さて、京成バラ園の春の薔薇はいかがでしたか?

みなさま、良い週末をお過ごしください。



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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
バラの花には、それぞれ個性を感じますね。 (hide-san)
2013-05-24 19:54:53
バラの花には、それぞれ個性を感じますね。
「地の塩である」は、孫娘の卒業した学校にあったように思いますが・・・
名前を見ると、恋とか愛とかにつながるようで、
確たる形が無く、羨ましい様な名前が付けられています。
それは解説されるみなりんさんのせいで、
そのように感じるのでしょうか。
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