みなりんの紀行文

写真とともに綴る、旅の思い出を中心としたエッセイ。
主に日本国内を旅して、自分なりに発見したことを書いています。

初冬の新宿御苑

2013年12月01日 23時21分58秒 | まち歩き

今日は天気が良くて、新宿御苑へ今年初めての紅葉を見に行きました。

新しくできた温室を今日は見学して、温室は綺麗で見やすくなって、ほんとうに素敵になりました。家族と一緒に眺めて、良い記念になりました。

中では蘭の展示会があって、可憐な花々を楽しむことができました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

009_2004_3

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

もう枯葉がだいぶ地面に落ちていて、ああ、もうこれで紅葉も見納めだなあと思いました。

しかし、赤く色づいて、太陽の日差しに燃えるようであった場所もあり、今日は12月1日、温かい色合いを見つけて安堵すると、愛子様のお誕生日でもあり、祝福されためでたい色を見つけた気分になりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

007_2015_2

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「知識よりも徳の実践を求められる」皇室と言うお話を今日はテレビで知って、それは大事だなあと思いました。

昨日は天皇皇后両陛下がご公務でインドへお出かけになり、皇室も重大な責務を背負っておいでなのだと思いました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

020_2023_4

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私はけして皇室に気に入っていただけるような人間ではなく、昔はこんなに綺麗な紅葉よりも自分が異性から可愛く見えるか気にするようなところもある俗物でもあったのです。

今はいい年をしてもう可愛いとか言うよりも、傍に誰かがいてくれることを感謝する、普通のおばさんになりました。心の平安も今は昔よりあるのは、傍にいる人のおかげです。

私の傍いる家族には、私は感謝状を何枚あげてもきりがないほど恩があります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

021

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昔、私の家族と東京タワーに上った時、地震が来たら僕は君を置いて逃げるよ、と言ったのですが、最後まで私の身を心配し続けて「体調が悪いなら、好きなことだけのんびりしていればいいよ」とまで言ってくれたのは家族だけでした。私はそれ以来、元気になろうと決心しました。今は元気になっています。

人の病と言うのは、「捨てられたり、忘れられたり」されて、生きていることに失望した人が成りやすいのかもしれません。だから、体調のことだけではなく、心がいやされることにより、回復することもあるようです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

033034

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私は人から悪口を随分言われたことがあり、そう言われてもしょうがないのかなあと思ったこともありますが、逆にそこまで言われるほどひどいことはしていないのに何でそうひどいのだろうと思ったことがあります。心に傷ができて痛くて、人が嫌いになったこともあります。

しかし、家族も周りで優しく見つめてくれる人も稀にいて、救われたのはやはり人の情けです。

瀬戸内寂聴さんが、「私は正しいことを言う人より、悲しくて膝を抱えて寝るような人が好きです」と本にお書きになり、世の中そういう人もいるんだなあと、うつろな目で寂聴さんの笑顔を思い出したことがあります。以前は関心がなかったけれど、ほんとうに淋しい人を御存じなのだと思いました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

042043

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

マザー・テレサは、「この世で一番悲しいのは人から忘れ去られた人です」と述べておいででした。

私には覚えていてくれた人がいて、じっと傍にいてくれて支えてくれたり、私の体調不良を許してくださった企業もありました。

人によっては、途中で会社を辞めるなんて無責任だと冷たい人も大勢いましたが、みんながみんなそう言う人ばかりではなかったことに感謝します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

047

051

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あるスーパーで買ったものを袋からこぼしてエスカレーターで戸惑って、泣きたいような気分の時に、傍にいたレジの女性が飛んできて、「大丈夫ですか?」と一緒にひろってくれた時、その女性が観音のように思えたことがあります。

また、同じスーパーで身体障碍者の方がお財布をスーパーのレジの女性に全部預けているのを眺めて、私はそのスーパーを信頼しようと思えました。

あの時は体調が非常に悪くて、それでも食事の支度をして買い物に出かけて、必死でした。だから、人の情けに涙が出そうでした。

この世には「捨てる人もいれば助ける人もいた」のです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

053068

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日は御苑で紅葉をよそ見しながら歩いていたら、ボール遊びしていた人のボールが傍に飛んできて、転がっていたのに気付かずにいたら、人が近くに走って来ました。

とっさに、「すみません。気がつかなくて」と謝ると、その人は「いや、ボールが当たらなくて良かったです」と言うので、「ありがとうございます。すみませんでした」と言って、気分が温かくなりました。私の身体に配慮してくれたなんて、急に言える言葉ではありません。

紅葉を眺める気分も、ますます陽気になり、綺麗なレースのような葉の芸術、池の面に映る木々の色合いなど、心がときめきました。

この広い公園にいる人のおかげで、自分は淋しくない。家族もいるし、こういうつかの間の癒しは得難いと思いました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

061

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

赤く燃えるような紅葉には、人の魂の輝きみたいで、晴れやな気分で仰ぎ見ました。

自分の悲しみは自分が温め、他人の冷たい手に気付かなくてはほんものではないのだと思います。今日も自分のことばかり話して恥ずかしいけれど、要するに、人の情けなしでは全く誰も生きていられないのです。

自分が住んでいる地域に感謝しなくてはなりません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

073_2新宿御苑は、私にはなじみのある場所です。

今日は家族と12月最初を美しい風景を愛で嬉しく感じました。今は淋しい人でも、自分がまだ心から誰かをもし愛せる力があれば、将来また微笑むことができますように、私は祈っています。

075



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。