GOSEO BLOG

2-0が怖いのではない、お前達の勘違いが怖い

ナンシー関が存命であれば

2018-09-19 00:30:15 | 日記
最近テレビCMに毒づきたくなる事が多い。こりゃ自分の精神状況があまりよろしくないんだろうなと思う。もしナンシー関が存命だったら以下の事柄をどう書くのだろうか、という言い方だと多少ソフトになるんじゃないかと思って書いてみる。

1) これに触れたら負けだという感じがして今まで発言を控えていたが、ハズキルーぺのCMはどうなんだろう。おれはわかって落とし穴掘ってるぜというところにわざわざハマりに行く気がしてこれまで触れるの避けてたが。かつてナンシー関は桃の天然水の華原朋美(ヒューヒューだよ)を見て、これまで失笑ばかりで誰も突っ込まなかったのがここまで華原朋美を増長させた理由だ、と書いているのを思い出したが、ハズキルーぺに突っ込まないでいるのもそれに近いかもしれない。もうすぐ第二弾のCMがでてくるらしい。

2) 野村証券とかみずほ銀行のCM、あと織田裕二と土屋太鳳がでてる自動車保険のCMから感じる、大企業おっさん役員が口出ししてる感。若手二枚目演技派俳優がくっきり照明の下でお金にまつわることをさわやかに寸劇する、あの感じ。土屋太鳳の髪が風になびき、CM終わり際0.5秒でお得さを示す棒グラフがでてくる、あの感じ。だれもみねーよそんなグラフ、でも入れろとごねるおっさん役員が目に浮かぶ。口出しする毎にクオリティが下がるのに反比例しておっさんの自己満足が増す、あの感じ。

3) 茶色い小瓶がBGMのキリン一番搾りのCMのなにも工夫が無い感じ。以前から何も工夫がないことを指摘し続けていたが最新のやつは堤真一と古田新太が白バックで二人で談笑しているだけというもの。キリンなんて大企業が古田新太を出すところが新鮮みあるでしょ、ってことなのかな。まじか。さすがにこの推測は間違っててほしい。

4) スバルのCMのマーケティング臭。昔のドリカムの歌を流せばアラフォー世代がなびくだろうと、運転する女性が笑顔でうなずいたり犬が寝てるカットをいれれば快適な車内だろと、いまのフォレスターのCMは昔のサザンの歌だったがやっぱこれも購買層のアラフォーが良い曲だったなセンスが良いねと思ってスバル販売店に足を運ぶんだろと、そういう絵コンテが目に浮かんでしまい全ての狙いが浅はかでしゃらくさい。上記2のおっさん役員の検閲感にも近い。

5) 還暦過ぎたくらいの老夫婦が(いずれは介護機能も使える)ベッドを購入するパラマウントベッドのCM。「かっこいいんだよな、このベッド」と初老の白髪ダンディーに直球のモノローグさせたり、生々しい介護の現実を白飛びしそうな明るい露出の画面と娘に「まだ(介護は)早いでしょお父さん」とつっこませることでうやむやにする、あの感じ。これも絵コンテの脇に書いてある狙いの文章が目に浮かんでしまう。高齢化は現実だしこれは仕方ないんだけども。

6) CSの合間に流れるタカラ缶チューハイのCMとか、しじみ習慣のCMにでてくる無名の人たちの演劇部っぽい演技力。決して芝居が下手なのではないけど上手いとも違う。下手じゃない演技の下手じゃなさがすごく強調されてしまっている違和感かな。伝わるかなこれ。

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