GOSEO BLOG

2-0が怖いのではない、お前達の勘違いが怖い

フォルラン選手の日本観が鋭いのでメモらせていただきます

2014-12-09 00:10:37 | 日記
・彼らはよそでやっていることをいろいろ取り入れるんだけど、そこに目的意識というものが欠けているんだ。だから、例えば何時間もトレーニングやりました、はい素晴らしいですね、でもそこからどういう結論を導き出すのか?そういうことなんだ。

・もし、僕が18歳の日本人で大阪に住んでいて、セレッソのユースにいたとしよう。これは日本のどこでもそうだけど、セレッソで話そう。もし僕が、プロのサッカー選手になりたければ、3年間は寮に住まないといけない。大阪に住んでいてもだよ。彼らはそういう犠牲が必要だと思ってるんだ。そういう犠牲を払わなければプロサッカー選手にはなれない、何かやらないといけないんだと。そしてそういう犠牲を払った人間であれば、「俺はサッカー選手だ、それに値するんだ」なんてことを言う資格があるんだと思っているわけだ。でもそんな簡単な話じゃないだろ?

・ワールドカップ前の記者会見の時のことだ。ワールドカップに行くチームメートが二人いて、彼らと僕で一緒に記者会見をやったんだ。二人はいきなりこんなことを言い出した。「ワールドカップで優勝してカップを持って帰りたいです」。いや、そりゃあ僕もワールドカップで優勝したいし、誰でもそうだと思うよ。でも、彼らは本当にそう信じているから言っているわけじゃないんだ。周りの人たちがそういうコメントを聞きたがっているからそう言うだけなんだ。そうすると周りの人たちはその言葉を信じるわけだ。言ってること分かるかな?つまり、彼らと周囲とはお互いに噛み合ってないし、また彼らが実際にやっていることとも噛み合ってないわけだ。

以上、こちらのページに書いてあることをメモらせていただきました。

一番最初に引用した文は思い当たる節ありまくり。記事の中のどこかの部分でいい面悪い面あるというフォルランの言葉があったと思うが、この文で指摘されていることも、いい面悪い面あると思う。いずれにせよ、こういう傾向がはっきりとあるのは私にもわかる(自分の仕事の面でもそれを感じることがある)。
内田樹さんが日本辺境論で述べている中にも似た話があったと思う。

正解に見える理論(あるいは使い方によって正解になる理論)や気の利いた言葉は既にあふれているが、それをどんな目的でどんなビジョンを持って取捨選択し組み立てるか、の部分が日本人全体でとっても弱いと思う。ベルマーレはそこのところを、ビジョンを持ってやっているから好きだ。こうなりたいと思う。

にしても、率直で鋭い。フォルランすごくいい監督になるのでは。。

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