筑西の里山 五郎助山&丸山 スタッフブログ

「NPO法人里山を守る会」のスタッフが、行事予定、活動報告、里山の自然など、旬な情報をお届けします。

わんぱく自然塾 第2回 「五郎助山の植物」

2013年06月09日 | 自然体験活動

わんぱく自然塾 第2回を開催しました。

今回は,五郎助山の植物に親しんでもらう企画でした。

始めの会。
塾長より挨拶

 

次に,五郎助山の植物に親しむコーナー。

まずは,資料の説明。

↓ 塾生に配付した資料です。
  五郎助山に自生する春~夏の植物についてまとめたパンフレット。
  五郎助山の春を彩る山野草や樹の花についてご紹介しました。

 

次に,実物観察。

ヨモギ,セリ,ドクダミ,
クリ,クヌギなどの葉や枝を,名前を伏せて配り,
図鑑で調べてもらいました。

クリとクヌギはとても似ているので,難しかったようでしたが,
みなさん,正解にたどりつきました。

ちょうどクリの花盛りだったので,じっくり観察しました。

テーブルの上の学習だけでは,
体がうずうずしている様子の皆さんでしたので,
ワークシートを片手に,フィールドに出かけました。
そして,いろいろな「お題」にチャレンジ!

・「カキドオシを見つけてにおいをかいでよう。
・「ヤマウグイスカグラ」の葉っぱに生えている毛を見てみよう。
・「コブシ」の実を見てみて。
・「カラスノエンドウ」の実を探せ!
・ホタル川の植物のようすを観察しよう。

など。



最後の「お気に入りの木を見つけよう」をやる時間がありませんでした。
塾生のみなさん,ごめんなさい。
興味のあるひと,今度来たときに見つけてみて。

 

そして自由時間。

ここが一番盛り上がったかな?

写真を撮りそびれましたが,
前日の作業日に会員が作ったタイヤの遊具も好評でした。

 

たっぷり遊んだあとは,
塾長さんの提案で,
コナラの幼木をポットに植えました。
大きく育てて,植樹します。
(とはいえ,大きくなるのに,2年ぐらいかかります。
 二期生か三期生のころに植えることになると思います。)

コナラがびっしりと芽を出している場所で,
よりどりみどり,
丈夫そうなものを掘って,ポットに移します。

 

さて,いよいよ,お昼の準備。
食べられる山野草を摘んで,
天ぷらにします。

春先に比べて種類は少なかったのですが,
「ウド」と「ギボウシ」が何とか食べられそう,ということで,
かごを手に,みんなで摘んできました。

特に「ウド」が大人気。
大きく育っているので,見分けやすかったです。
やわらかそうな芽を見つけては,早いもの勝ちでゲットしていました。

配付した野草図鑑を詳しく調べて,
「食べられそうなものが池の周りにありますよ」と教えてくれたお子さんもいて,
意欲の高さにびっくりしました。
(紛らわしい植物が近くに生えていたりするので,
 安全面を考え,今回は「ウド」と「ギボウシ」に絞りました。
 専門の講師の先生が来てくださる植物観察会を
 毎年,春先に行っていますので,興味がある方は,
 是非,そちらにご参加いただきたいと思います。)

 

いよいよ,天ぷら!

下準備を,
みんな喜んでやってくれました。

「ウド」「ギボウシ」に加え,
スタッフが用意してくれた「シソの葉」「タラの芽」の天ぷらが並びました。

天ぷらバイキング


いただきま~~~す。

 

みなさん,お腹いっぱいになったようです。

次回は,8月。
木工クラフトを予定しています。

塾生の皆さん,お待ちしてます!!

 

JT助成事業 

 


2 コメント

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Unknown (ゆきじい)
2013-06-14 04:44:43
お疲れ様でした。

西小の子供たちにはなじみの野草の天ぷらですが、他の小学校の子供たちには新鮮に感じたのではないでしょうか?

今回で2回目ですが、子供達同士の交流は深まったかな?

終わる頃は昔からの友達みたいな関係になれるといいですね。

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コメント,ありがとうございます (おおくぼ)
2013-06-14 06:29:01
野草は,
もう少し春先の
やわらかくてかおりが高い時期のものも味わってほしいので,
これをきっかけに図鑑などで調べて,
来春,自分たちでトライしてみては,と思います。

植物学習は,
未熟な私の説明を聞いていただき,
感謝しています。
いろいろな質問に答えられるようになるといいのですが,
植物の世界は奥が深くて,一朝一夕にはいきませんね。

お子さんたちは,自由時間に時間を惜しんで遊んでおり,
とても仲がよさそうでした
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