昨年度,当会が環境保全茨城県民会議より表彰頂いたことをきっかけに,
日本野鳥の会茨城支部副支部長の石井省三氏が
五郎助山で通年の野鳥観察を行っていらしゃいます。
先日念願かなって,私もその観察会に同行させていただくことができました。
夏の曇り空・・・
予想通り,野鳥は少な目でした。
常連のヒヨドリやコゲラの声を楽しみながら歩いていると,
秋を彩る野の花がそこかしこに咲き始めていました。
キンミズヒキ
クズ
?
カラスの声が賑やかでした。
石井さんは,「ハシブトカラスですね」と教えてくださいました。
私は,姿を見てもたぶんハシブトカラスとハシボソカラスの区別がつきません。
五郎助山から外の田んぼのほうに足を伸ばすと,
アオサギの巣があるあたりで,
アオサギとカラスが争う声がしました。
広々とした田んぼに出ると,
石井さんがホオジロの鳴き声をキャッチ,
遠くの草むらにいるとのことで,
素早く望遠鏡をセットしてくださいました。
ホオジロの姿が大きくクリアに見えました。
私のカメラではこれが限界 ↓
ホオジロの鳴き声の「聞きなし」
(人間のことばに置き換えて,覚えやすくすること)は
種類がとても多いそうです
有名なのは,「一筆啓上仕り候」
他に「源平ツツジ,白ツツジ」」
「サッポロラーメン,味噌ラーメン」などなど。
他の鳥のものも調べてみると面白そうです。
そのうち,雑木林からキジバトの声が聞こえてきました。
「ででっぽっぽー,と聞こえますね。
キジバトは巣作りが雑な気がします。」
と私が言うと,石井さんは,
「実は,デデッポッポー,デ,まであることが多いんですよ」と教えてくださいました。
よく聞くと,本当に,最後に「デ」とついています。
また,キジバトはヒナの糞が下に落ちやすいよう,粗めに巣を作るとのこと。
なるほど・・・
その他,飛んでいる姿で猛禽類がある程度見分けられることも
教えていただきました。
野鳥は少な目でしたが,
石井さんのお話はとても興味深いものでした。
五郎助庵で石井さんから今日の結果についてお話を伺っていると,
池にカワセミが・・・
激写!!
後ろ姿を撮れたのは初めて!!
オスの幼鳥だそうです。
かわいらしかったです。
石井さんには,またじっくりお話を伺いたいです。