ここにきてアジサイの仲間たちを行く先々で目にしていますが、花色といい姿形といい、見慣れない品種が増えてますよね。
人気絶頂の「隅田の花火」のような、ガクアジサイの姿を残した園芸種が目に付きますね。
季節を先駆けて登場する鉢植えの矮性種だと、促成栽培されたものだとは思いますが、4月頃から咲いていますからね。
花色も青に紫、ピンク、赤、茶色っぽいものもあり、トーンの濃い目のものが多く目に付くかな。
地上20㎝の場所に、花径20㎝を越えるような大玉のアジサイが咲いているのを見ると、ここまでいじり回さなくててもと思ってしまいます。
どう見ても、美しくないんだもん。
先月の終り近くから、ご近所やマイリビングのアナベルが咲き始めているのを目にしていました。
アナベルは他のアジサイたちより少し遅れて開花しますが、こちらもご多分に漏れず例年より早く開花しています。
昨年見つけて是非とも紹介したいと思っていたアナベルがありましたのでね、行ってきましたよ、日曜日に。
「アジサイの女王」とも称されるアナベル、見ていただきましょう。
【アナベル】ユキノシタ科アジサイ属
北米原産の「ハイドランジア アルボレスケンス・Hydrangea arborescens」の園芸改良種が、「アナベル・Annabelle」です。
正式名は「ハイドランジア アルボレスケンス アナベル」です。
アナベルも同じアジサイ属ではありますが、日本原産のアジサイをもとに改良したものとは、様相が違います。
株立ちする多くの茎は細く、柔らか味のある大きな葉っぱで、樹高もせいぜい1~1,2mほどで、何年も放置してたら2mを越えるような大株になる一般的なアジサイとは、一味も二味も違っています。
耐寒性、耐暑性、共に優れておりますのでね、丈夫で育てやすい品種です。
咲き始めは緑、咲き進むに従って薄緑、クリーム色、やがて真っ白になるのが、アナベル最大の特徴です。
咲き終わったあとはまた緑へ戻っていき、そのまま残っているとベージュ色のドライフラワーになります。
一般にアジサイは、次の年の花付きや本体を休めるためにも、花後は早めに切ったほうがいいとされますが、アナベルは立ち枯れのドライフラワーになるまでそのままにしていても大丈夫です。
他のアジサイと違って、春になると地面近くから新芽が立ち上がり花芽を付けますのでね、前年の枝は短く切り詰めても一向に構いません。
というか、枝は秋になると枯れてしまいますのでね、春先までには刈り込まなくてはいけません。
20~30cmにもなる真っ白な集合花は、まさに「アジサイの女王」の風格だと思うのは、白花好き人間の贔屓目からでしょうかね。
アナベルには他のアジサイたちには無いもうひとつの魅力があります。
アジサイは植えられている場所により、花付きが違ってきます。
雨の季節を彩るアジサイですから、お日さまの加減は気にしないんじゃないかと思われがちですが、実はお日さま大好きな植物で、日向と日陰では花付きが全然違ってきます。
その点アナベルは違います。
日陰でもたくさんの花を付けてくれるんですよ。
アナベルは、陰日向なく咲いてくれる優しいアジサイなんです。
何故この場所のアナベルを紹介したかったのか
判っていただけますよね
右手奥には、この2倍近くのアナベルたちが連なっています
マイリビング(勝手に思い込んでいてすみません・・・)のアナベル~
私も1番にすきなアジサイですよ。
もう、悟郎さんの書かれた記事に追加することはなにもないくらい完璧ですね~そのまま、パクって私の記事に貼り付けたいくらいです(笑)
アナベルは、秋まで美しいです。
なんだか気分まで,明るくなりましたよ。
右手奥にもあるのですか。見事ですね。
この場所は都内ですか?
誰が管理されているのでしょうか。きれいですね!
ここで結婚式を挙げたら素敵ですね。
アナベルの咲き始めの緑色が好きです。
慎ましやかな緑から、存在感のある白に変わるのを見ていると、心が洗濯された感じがします。
今日もどんよりした空ですね。
昨日転んで、全身アザだらけです。
手が出ませんでした。
とっさに手が出ないのは、年を取った証拠なのかな(笑)
トップのお写真につながるのでしょうか?
すごいです、素適です。何度でも歩きたくなりますね。
一般のアジサイにはない魅力がありますね。
陰日向なく咲いてくれる、耐寒耐暑どちらもあって
色変化もドライも楽しませてくれる、大きくなりすぎない、
いうことなしですね(笑)
グリーンから白くなりかけのグラデーションが見られる頃が
いちばん好きです。はい、グラデーション好きですから~
ロッキーママさん大変な転倒をされたようで…
アザだけですんだかしら?後からあちこち痛くならないと
いいのですが。この場をお借りして、お大事に。
僕の方は、とりあえず山紫陽花中心ですが。
しかし、ラストの紫陽花並木? 凄いなあ!!
ここのアナベルたちは、是非とも紹介したいと思っていたんですよ。
アジサイはこの時期いろんなところで目にしますが、1品種だけ、アナベルだけをこんなに纏めて植えているところは、他では知りません。
アナベル、いいですよね。
最初見たときは、アジサイなんだけど、なんだか風情が違うぞと思いましたが、一目でファンになりました。
以来、毎年楽しみにしています。
梅雨空をはらってくれるような、そんな花ですよね~~
★ロッキーママさん
このアナベルロード、右手奥にも連なってて、素敵ですよ。
都内某所です~~(笑)。
芦花公園です。
晴れた日曜は子供たちが走り回って結婚式どころではありませんが、雨の日なら素敵な雰囲気になるでしょうね。
だからと言って、ここで結婚式を挙げるカップルは、いないでしょうけどね(笑)。
咲き始めの、あまり花も開ききっていないころのアナベルは、花の子供の誕生を見るようで、愛しく思います。
緑を消して真っ白になっていく姿には、崇高さすら憶えます←ちとオーバーですが(笑)。
あらら、転んじゃったんですか?
全身アザだらけですか。
大丈夫ですか?
転んで手が出なくなるのは、確かに老人力がついたということなんでしょうが、それもまた良しですよ。
変に手をついて、骨折なんてことにもなりかねませんからね。
お大事に。
★ポージィさん
このアナベルの行き着く先がトップ写真ということではありません。
いろいろアングルを探して、トップには他のアジサイを背景にした場所を選びました。
それにしてもこのボリュームは凄いでしょう?
同じボリュームでも、多品種のアジサイを並べるより、1品種に絞ったほうが素敵ですよね。
ましてやここはアナベルだけですからね。
管理している誰かさんのセンスが、いいんでしょうね。
ほんとにアナベルはアジサイ界の優等生です。
どの時期も楽しませてくれて、その上育てやすいですからね。
グラデーション好きのポージィさんには、ピッタリの花ですね。
私は、真っ白になってときがいちばん好きですけどね(笑)。
そうそう、ロッキーママさん、転倒なさったようですよ。
ここのところの悪天候で、地面が滑ったんでしょうかね。
とにかく、お大事にです。
★noodlesさん
ははは、そうでしたか、アジサイでガチンコでしたか。
TB、ありがとう。
ヤマアジサイ中心の記事、この後覗きにいきます~~
このアジサイ並木? 凄いでしょう。
人間さえいなければ、最高なんだけどな(笑)