「夏の菊の仲間たち その2」のタイトルでルドベキアの仲間たちを紹介したのが8月24日、「その3」をと思いつつ気が付けば10月も半ば過ぎ、いやはや月日の経過は目まぐるしいですな。
行きがかりとはいえ、今年は「キク科の花たち」の紹介はシリーズ化しておりますのでね、途中で投げ出すのもシャクだし、秋風が吹く今日この頃ではありますが、撮り溜めた夏のキク科の花たちに登場していただきましょう。
今回紹介するのは、8月から9月中旬に撮影した花たちです。
とっくに咲き終わっているものもありますが、まだしぶとく咲き残っている花たちもありますのでね、まあギリギリセーフということにしてください。
花名に過去の記事をリンクしております。
詳しく知りたいかたは、そちらをご参照ください。
まずは、こちらの花から。
【ダンゴギク・団子菊】ヘレニウム属
「夏の菊の仲間たち その1」の最後に、「名称不明花2」としてアップした花を、時を置かずしてnoodlesさんが同定してくださいました。
そのときは黄色一色のダンゴギクでしたが、今回は、褐色のオレンジがかった花色です。
北米(中南米、南米との記述もあり)原産の多年草です。
有毒植物だそうですよ。
「ダンゴギク・団子菊」の名前は、咲き進んで花びらが反り返ったとき、花芯が団子のように見えるのが由来だそうです。
ルドベキアの仲間(ダンゴギクは仲間ではありません)には、そんな状態になる品種、いっぱいあるよな。
と、まあ、一応突っ込んでおきましょう。
属名の「ヘレニウム」と呼ばれることのほうが多いのかな。
【名称不明花】
花色が飛んでますよ~
今回は早々に不明花をアップしちゃいます。
なんとなく、見たことのあるような花姿です。
ピンクの花色のものはお初ですが・・・
こちらは「ヒメヒマワリ・姫向日葵」の八重咲き品種ですが、どことなく似ているように見えるんだよな。
いちばん外側の長い舌状花は別にしてさ、花びらの切れ込みや重なり具合が、なんとなく似ているんだよね。
葉っぱの様子は、違いますけどね。
ヒメヒマワリを画像検索しても、ピンクのものは出てこなかったんだけど、文字情報によると、ピンクの花色もあるようです。
ということですが、今回は「名称不明花」にしておきます。
【アメリカオニアザミ・亜米利加鬼薊】アザミ属
せめてこのくらいの風情で咲いててくれると、いい雰囲気なんだけどね。
そうは問屋が卸しません。
街中で暴れているのをよく見かけます。
スコットランドの国花だそうです。
【ヒャクニチソウ・百日草】ヒャクニチソウ属
昨年ほどではありませんが、気が付くと花色コレクションしていました。
絞り系は初お目見えです。
【ホソバヒャクニチソウ・細葉百日草】ヒャクニチソウ属
とにかく花期の長い花です。
今でも元気一杯咲いています。
「ホソバヒャクニチソウ・細葉百日草」の名前で紹介しましたが、おじさんは「ジニア」と呼んでいます。
「ジニア」は「ヒャクニチソウ属」の英語名です。
【シロタエヒマワリ・白妙向日葵】ヒマワリ属
そろそろお終いですかね。
秋遅くまで咲いていると、何故だか淋しくなります。
小さいとは言ってもヒマワリだからさ、やっぱり太陽の光を燦々と浴びて咲いてて欲しいよな。
【チトニア】チトニア属
マイ花マップ登録はここ1ヵ所だけです。
この花の面倒を見ているおばさんと、会話する機会がありました。
小公園ですのでね、実際には彼女の花壇ではありませんが、この一角は好きなようにしているって、そう仰ってました。
このチトニアは、彼女が植えた訳ではないそうです。
そのせいもあってでしょうか、「チトニア」も、別名の「メキシコヒマワリ・墨西哥向日葵」も初めて聞く名前だそうです。
以前どなたかに「朝鮮○○」って教わったことがあったようですが、「メキシコヒマワリ」の名前なら、なんとか憶えられそうだって仰っておりましたよ。
名前を尋ねられたら、「メキシコヒマワリ」だと教えてあげてくださいね。
ひとりでも多くのかたに、憶えて欲しい花ですからね。
【イヌキクイモ・犬菊芋】キクイモ属
これまでは「キクイモ」だとばかり思っていましたが、どうも「イヌ」の付く「キクイモ」のようです。
本家の「キクイモ」より開花の時期が早く、8月半ばには咲き出しておりました。
芋も小さくて食用にならないので「イヌ」と名付けられたんだそうですよ。
北米原産の多年草で、帰化植物です。
【アゲラタム】アゲラタム属
青紫のアゲラタムはよく見かけるんだけど、花色がピンクや白のものは少なくなりましたね。
昔はもっと見かけることがあったような気がしていますけどね。
こちらは「シェルピンク ハワイ」という品種名のようです。
白花には、まだ出会えていません。
【ダリア】ダリア属
おじさんの子供時代は、夏の花を代表するような存在でしかけどね。
ここ数年、ダリアには復権の兆しが見られます。
長い間、花壇から消えていた時期がありましたが、ここにきて、年毎に見かける機会が増えていると思えます。
ただ背丈は低くなりましたね。
小さいものだと20cmほどのものもあり、雨の後だと跳ねた泥で、花が汚れているのを見かけます。
50~80㎝のものをよく見ますが、昔はもっと高かったよな。
1mくらいのものは当たり前でしたし、1,5mほどのものもありました。
花の径も7~8cmのものが主流ですが、昔は15cmほどのものもありましたよ。
薄黄色のあの大きなダリア、どこに行ってしまったんだろうか。
メキシコ原産の多年草です。
日本には1842年にオランダ人によって導入されました。
18世紀にメキシコからスペインにもたらされたダリアは、品種改良も盛んにおこなわれ、当時のヨーロッパで大流行したんだそうです。
「ダリア・dahlia」の名前は、植物学者の「アンデル ダース・Anders Dahl」に因みます。
和名の「テンジクボタン・天竺牡丹」は、花の形が牡丹に似ていることに由来しています。
あこがれの「皇帝ダリア」に、今年こそ出会って見たいと思っているんだけどな・・・
キク科の多さには圧倒されます。園芸種も多いところをみると、
いかにも花らしい形が多くの人に好まれて…といった理由も
あるのかもしれないとも思います。
団子菊ヘレニウムは、私にはその団子の部分のせいでルドベキアの
お仲間達と同じように見えてしまいます。ヘレニウムが先に団子を
獲得したのかしら。
名称不明花は園芸種でしょうか?はなからバンザイ降参です。
アメリカオニアザミは大株になるとオニが実感されますね。
ちょっと触れただけでも痛いこと。迂闊に近づけません。
近所では茎途中で折られているのを時おり見かけます。
ヒャクニチソウコレクションが登場しましたね。こちらもダリア同様
近年復権めざましい花だと思っています。絞り系もあるんですねぇ。
花びらの縁の形も色々ありますね。近所ではホソバヒャクニチソウこと
ジニアばかりを見かけますが、私は普通のヒャクニチソウのほうが
好きです。何となくですが。花色は華やかに変化してきましたが、
子どもの頃からなじんできた花だからかも。
我が家と相性が悪いから愛でる事が本当に少なくて。。。
もらったヒマワリの種をまいたのすら満足に咲かせることも出来ず(涙)
もう諦めの境地なのでこうしたオンパレードは嬉しいです!
名称不明花、可愛らしいですね。
新しく出た園芸種なんでしょうか?
品種改良しすぎて原形をとどめないっつ~のもあったりしますから
全然違うとこからひょこっと名前が分かったりするかも(笑)
ダリア、こちらでも見る機会多いし、園芸店でも多種売られてますよ。
今回私が目がいったのはアゲラタム。
紫のが涼やかで可愛いな~って思ってたけどピンクもなかなか♪
白も良さそうですね、見たことないけど。
アゲラタムって一年草なのかな?
だったら花を楽しんだ後枯れちゃっても嘆かずにすみますね(笑)
ゲットしちゃおうかな~
理解しているつもりでいましたが、それにしてもキク科の植物は多いですよね。
野草も園芸種も、年間通して何かは咲いていますものね。
こんな科の植物、他にありましたっけ?
生活に身近なところで生育し、育てやすいということも、大きな要因ではないでしょうか。
ダンゴギク、ルドベキアの団子より特別立派とも思えませんよね。
なのに団子の名前をいただいちゃってますね。
ヘレニウムが先にやってきたとは、どこにも書いていませんけどね。
ルドベキアが、団子の名前を辞退したとか?(笑)
名称不明花、園芸種でしょう。
なんだか、モヤモヤしています(笑)。
このオニアザミは、なんとなく素敵に見えませんか?
暑苦しいものばかり目にしておりましたので、敢えて対極の姿をしたこちらを登場させました。
こんなに必要なのかと感心するような、立派な棘を持っていますよね。
ヒャクニチソウは、毎年新しい品種が投入されていますよね。
青以外はすべてあるとまで言われています。ほんとかいな(笑)。
絞り系は、私も初めてでした。
花初心者だと、ヒャクニチソウだとわからないものも、あるでしょうね。
街角の花壇では、ジニアが植えられていることが多いですね。
草丈も高くないし、花はよく咲くし、手間はかからないしで、重宝されているんでしょうね。
私はヒャクニチソウとジニアとの間に、きっぱり線を引いています。
別の花だと思って見ています。
今のように花と関わり始めてからでは、断然ヒャクニチソウを贔屓にしています。
理由は、ポージィさんとまったく同じ、子供の頃から慣れ親しんだ花だからです~~(笑)
★ちょびママさん
なにやかと大変でしょうに、わざわざコメントありがとうございます。
あれれ、菊の仲間たち、そんなに相性が悪いんですか、ちょびママ家の庭には。
育てやすい植物だと聞き及んでおりますけどね。
もしかして、手間掛け過ぎ?
そんな訳… いえいえ、きっとそうでしょう(大汗)。
名称不明花、このピンクの花色がいいでしょう?
このてのタイプで、ピンクのものは、あまり見かけませんよね。
そうそう、遥か彼方まで行っちゃって、元はなんだったのかわからなくなってしまったもの、ありますよね。
考えれば、バラの花だってそんな品種、ありますよね。
ひょんなことから名前が分かったこと、過去にも経験済みですのでね、それに期待しましょう~~
ダリアも、新品種がどんどん投入されてる気配、感じますね。
懐かしさもあって、昔見てたようなダリアはないかと、つい探してしまいます。
アゲラタムのピンク、お気に召しましたか。
私の記憶だと、昔はもっと普通に見られた頃があったんですけどね。白も。
それが近頃は、滅多に目にしなくなりました。
どうしてでしょうかね。
フフフ、1年草ですよ、アゲラタムは。
原産地では多年草だそうですが、日本では1年草の扱いですって。
後顧の憂いなく花だけを楽しめますね~~
文句なく綺麗。
まるで、花畑にいるような気分です〜♪
夏のキク科を大放出しても、まだ初秋編があるし、秋本番も控えているし、はやくキク科から開放されたいよ~~(泣)
野草とは違った華やかさが、園芸種にはあります。
ほどよいバランスで紹介できるといいんだけどな~~