【イタドリ・虎杖・痛取】タデ科イタドリ属(ソバカズラ属)
13日の体育の日に多摩川へ行ったことは報告済みです。
さぞかしイタドリの花が咲いていることだろうなと思っていました。
昨年の秋の多摩川の土手には、行く先々でたくさんのイタドリの花を見たとの印象が強くありましたのでね。
実際には花はほとんど終わり、果実すらまばらな状態でした。
昨年の記事で確認すると、多摩川には9月24日に行っていますのでね、今年は20日間ほど遅かったことになります。
なら仕方ないですね。
20日間も違えば、咲いている花も違って当たり前です。
今年のgoro's Diary のテーマだった「野を食す」素材として、イタドリの新芽はいろいろと食してきたのですが、記事はアップしておりません。
写真も整理したし、そのうちにと思っていたら、春先の花攻勢に追われて、結局倉庫に眠ったままになっております。
いつか日の目を見させてあげようとは考えておりますが、まあ、早くても来春ということになるんだろうな。
なんてことを昨年書いているんですけどね、結局のところ纏めの記事はアップしていません。
イタドリには、この春も「野を食す」ではお世話になったんですけどね。
なんだかイタドリに対して悪いことををしちゃってるなとの思いがあり、後ろめたさも付きまといます。
せめて花だけども紹介しておきます。
雄花?
雌花
果実
いたどり【虎杖】
タデ科の多年草。いたる所に生え、根茎は長く這う。若芽はウドに似て、紅色・微紅の斑点がある。茎は中空で節があり、高さ1メートル余。葉は煙草の代用とした。雌雄異株。夏、淡紅色または白色の花穂をつける。若芽を食用とし、また、根は「虎杖根」として利尿・通経・健胃剤とする。古名は「たぢひ」「さいたづま」とも。 広辞苑より
イタドリは先駆植物としても有名です。
火山活動や災害などで出現した荒地や崩壊した斜面に、いちはやく根付き、大きな群生を作って地面を安定させ、次にやってくる樹木たちが成育しやすい環境を作ります。
先駆植物たちの活躍がなければ、瓦礫だらけの土地が復元するのは不可能です。
ススキやチガヤなども先駆植物です。
春先のイタドリの新芽を見つけるには、このことが大きなヒントになりますね。
鬱蒼とした森のなかには、まずイタドリはありません。
明るい斜面、まずここからです。
ハハハ、こちらも言葉足らずで(笑)。
>明るい斜面ですよ
はい、90%以上、noodlesさんに向けて言った言葉ですよ~~(笑)
★富山ばあちゃん
味噌漬けは美味しいですよ。
宮崎出身のかたに教わったのですがね。
生のイタドリの皮を剥いて、一晩塩漬けします。
ここで水分をかなり出し、1時間ほど塩抜きします。
これをよく絞って、味噌に漬け込みます。
一晩おくと、食べることができますよ。
あまり長く漬けておくと、水分が出過ぎて固くてしょっぱくなります。
酸味も適当に抜け、歯ごたえも残り、なかなか乙な味です。
それ程の手間でもありませんので、是非ともお試しください。
アケビをどっさりですか。
そうそう、皮は天ぷらで食べるんですってね。
どんな味か、想像もつきません。
確かにアケビの種を出すのは草臥れます。
白い果肉は、他にはない南国風の味だと、子供心に思ったものですけどね(笑)。
どうするんですか? 一度お湯を通すのですか?
それとも生のまま味噌に漬けちゃうんですか?
ああ びっくりした。味噌漬けなんて…
で、美味しいの? ちょっとやってみようかな。イタドリなんていくらでも手に入るから。秋田風の食べ方で懲りているから、ちょっと躊躇しますよ。
悟郎さんのお墨付きなら、きっとおいしいんでしょうね。きっと。
今日の朝、知人からどっさりとアケビ貰っちゃいました。「皮はてんぷらにどうぞ」って言われたけど、面倒だし、食事は嫁さんが作ってくれるから、実を食べてしまったから、もういいやと思い切りよくゴミにしちゃいました。
アケビを食べると種を出すのに草臥れるから。
今年はもう、二度目。二度あることは三度あるかな、って。まさか。
有峰のイタドリはもう、大きいものは望めないなら、平湯あたりの山を狙いましょうか。嫌がらずに来年は新芽のてんぷらも食べてみます。
フキノトウの30センチ位伸びたのを皮をむいて、そのまま味噌漬けにしてたべると美味しいですが、
イタドリもそんなふうにするのでしょうか。
もうイタドリの味噌漬け、食べさせてあげないぞ(笑)
違う違う(笑)。
>明るい斜面ですよ
ってのは、僕に向けて言ってるなと思っての、返答のつもりでした。ごめん。
ほんとの事言いますとね、ご恩返しは2次的なことで、本日アップした花を説明するための、前振り記事としてイタドリには登場していただきました。
タイトルの「虎杖の役割」には、そんな意味も隠れていたんですよ(笑)。
えっ、これは意外、ポージィさんイタドリの花、見たことありませんか?
そうでしたっけ。
どこにでもあるとは言いませんが、そこそこはあるんですけどね。
まあそれもね、私がイタドリにかける執念は人並み外れたところがありますのでね、枯れた状態でも認識出来ちゃうので、そこそこあるなんてことが言えるんでしょうかね。
言われれば、あの広大な青山墓地には、イタドリはありませんね(笑)。
花にも実にも、清潔感というか、涼やかさがありますね。
それが上品に見える要因でしょうかね。
ギシギシやスイバとの共通点、確かにありますね。
★noodlesさん
仰るように赤花のほうは、メイゲツソウの別名もあるベニイタドリですよ~~
昨年多摩川で見たのが最初ですが、都心で見かけたのは今回が初めてです。
馬鹿にしてるな。
もうイタドリの味噌漬け、食べさせてあげないぞ(笑)
★富山ばあちゃん
私にとってイタドリは、子供の頃から切っても切れない縁の深い植物なんですよ。
現在休眠中のHPのエッセーに、こんなことを書いています。
よろしかったら、ご覧になってください。↓
http://members.jcom.home.ne.jp/victxt/gorosHP/essay_itanbo.html
先駆植物との概念など知らなかったのですが、開かれた斜面に、イタドリは生えていました。
富山ばあちゃんも、そんな場面を経験なさっているのですね。
先駆植物の役割はあくまで先駆ですのでね、彼らが作った土台に次の植物がやってくると、いつしか消えてしまう運命にあります。
花もなかなか可愛いでしょう?
私は東京でも、イタドリが生えて来る場所を確保しておりますよ。
子供時代は、ただ皮を剥いて食べるだけでしたが、昨年から色々な料理を試してみました。
味噌漬けが最高に美味しかったですよ。
直径3cm、長さ80㎝とは、大物ですね~~
きっと日本海側に生育するといわれる、オオイタドリでしょうね。
想像するだに、涎が出ます~~(笑)。
まさか、イタドリがアップされるとは。
田舎って言うより、わが家は中山間地なのかなあ。ごく一般的にイタドリが生えてるんです。
屋敷の中にも生えるし、お宮さんの境内の石垣の間にも生えるんです。むしろ厄介者扱い…
だっていくら抜いても次々に繁茂するから。
富山県に有峰ってところがあるんです。標高1060m、30年ほど前、電源開発のために一つの村を水没させて出来た人造湖です。わが家から車で一時間かかります。この時、ほんとに先駆植物だということをはっきり理解しました。
山の中腹をブルが開いた道が通り、まず、道の両脇にイタドリが生えました。2m以上の林になるんです。秋には黄色になってやがて枯れました。枯れ木を取ってきて「虎の杖じゃ」と威張ってステッキを作った人もいましたっけ。
今、有峰は紅葉がとてもきれいだそうですよ。
どういうわけか、昔、あんなに伸びたイタドリが、おとなしく杉の下草になってます。
土から顔を出したばかりの新芽を摘んできて茹でて醤油で食べるのは秋田地方らしいけど、気のせいか、うっすら小便の臭いがするようで、わたしゃ嫌ですね。
富山では昔は子どもが折ってきて生で齧ってましたけど、今時そんなことする子いないし~。
花なんか咲いていてもよく見てないから、悟郎さんのアップを見て、へぇ~って驚いています。
ずっと前、山菜取りに山へ入って、目の前に直径3センチ長さ80センチはあるイタドリの茎の10本ほどの株立ちを見た事があります。葉も出ていないし、はじめは筍かとおもいました。一緒に行った夫に取って行く?と聞いたら、そんなもん止めろ、何にもならん、と吐き捨てられました。(笑)
僕も見たことないんで自信ありませんが。
はいはい。
明るい斜面ですね!(笑)
見たことないんですよね~イタドリ。いえ、本当はあるのかも
しれませんが、ブログで拝見するようになって以降は本当に
ないと思うのです。たまたま行く場所・歩く場所の近くに
ないのでしょうね。ひょっとすると遠目にはそれと知らずに
見ているのかな。
よく見るとなかなか綺麗な花・実ですね。淡いグリーンのも
赤っぽいのもどちらも品が感じられました。
アップ画像を拝見しながらギシギシなど思い出したのですが、
どちらもタデ科という共通点があるんですね。