昨年、一昨年と、ボケの花には登場願っておりますが、今年は、このお方を紹介しようと思ってました。
明治神宮の北参道に入る手前を左に曲がり、山手線の線路の土手沿いを原宿方面に向う脇道に、このボケの花はあります。
普段なら鉄やステンレスの棒を使った支柱などは願い下げだと思うおじさんですから、もしこの場所で撮影をしたとしても、花のアップしか撮らなかったはずです。
廃物利用は結構なことなんですが、金属の棒を使ってると、なんだかそぐわないよなって、そう思ってしまいます。
もともと、プラスティックにも抵抗感がありましたが、今では受け入れています。
今のご時世、そんなこといってられませんしね。
かといって、自然素材崇拝ということでもないんですよ。
宗教がかった原理主義者のようで、なんだかねってところです。
面倒臭い性格でしょう?
すみません。
四季折々、この小さな一角を見続けておりますとね、管理しているかたの細やかさが伝わってきて、今年はこのボケの花をアップすることにしました。
生垣にボケの木を使っているのはときたま見かけますが、こちらの場合はそれとは趣が違います。
生垣というより、素通しのフェンスのように仕立ててます。
蔓性とはいえないボケの木を、きちんと丁寧に誘引し、無駄な枝を極力伐り払い、すっきりした姿に整えています。
画面後の小さな畑に日が当たるように注意を払っているんだろうなって、そう思えます。
こういう細やかさに惹かれました。
【ボケ・木瓜】バラ科
ボケの花は、大まかにふたつのグループに分けることが出来ます。
早咲き系と春咲き系です。
早いものだと11月には開花し、こちらのグループは寒木瓜と呼ばれます。
今咲いてるボケの花は、寒木瓜の仲間たちです。
おじさんの花フィールドでは、こちらの赤い木瓜、「緋木瓜」がほとんどです。
「緋木瓜」はかなり見かけます。
ピンクのボケは数少ないのですが、今年は立派な数株と出会えました。
蕾のときは白っぽいのですが、開花すると濃淡はありますが、ピンクです。
白からピンクまでの花色を見せてくれる「サラサボケ・更紗木瓜」とは、また違った可愛さあります。
木瓜の花のファンのかた、多いですね。
悪口を聞いたことありません。
桜や梅と同じバラ科ではありますが、木瓜には奥床しさを憶えるのかな。
花びらには丸みがあり、ガバッとは開かないし、シベも慎ましやかだし・・・
日本人の感性に、ぴったりくるんだろうな。
名前はね・・・
毎年ぼやいてもしょうがないか・・・
いかにもありあわせの寄せ集めって感じの支えが
ちょっと気にはなりますけれど。
やろうとしていること、そのきめ細かな作業には
拍手を贈りたいと思います。
今日、市内のとある公園に行ってきたのですが、
そこに植えられたボケの蕾もだいぶ膨らみつつある
状態でした。咲くのはもう少し先のようでしたから
寒ボケではないですね。
下のサーモンピンクのボケ、可愛らしいですね。
緋ボケの赤はキリリとした美しさも感じます。
こういう風な垣根?を、トレリス仕立てというのですか。
勉強になりました(憶えられるかは、疑問)。
誰が管理、手入れしているのかわからないのですが、マメにやっているようです。
私も最初見たときは、いい加減なことやってるなと思い、かなり批判的だったのですが、見続けておりますと、手入れしているかたの思いがわかってきて、ステンレスの支柱も気にならなくなりました(笑)。
本来のボケのシーズンは、もう少し先になりますものね。
ポージィさんがご覧になったのも、そちらでしょうね。
寒木瓜もこの先暖かくなって葉が出ても、まだまだ咲いてます。
ピンクのボケ、やっぱりポージィさんのことを思い出してしましました。
この手の色は、ついついね(笑)。
路傍のは、状態の良いものがなかなかありません。。
緋ボケのほうはね、こちらでもかなり見かけることが出来ますが、ピンクのほうは少ないです。
こちらは10株ほどかたまって植えられていましたのでね、素敵でしたよ。
ボケの本番はこれからですのでね、期待しましょう~~