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goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

まぼろしが摘んだ?「赤い実同盟」レポート

2006年05月23日 | 「赤い実同盟」


この実を見ると、どうしてもあの歌が口をついて出てきます。

♪夕焼け 小焼けの 赤とんぼ
 負われて 見たのは いつの日か
 
 山の 畑の 桑の実を
 小籠に 摘んだは まぼろしか

条件反射です。

「クワ・桑」クワ科の実です。
クワにも種類があるようですが、これは「ヤマグワ」だと思います。

桑の実のこと、知らない人、多いですね。

赤とんぼの歌は知ってますが、実際に桑の実を食べたことのある人、私の周りには、ほとんどいませんでした。

三木露風作詞の「赤とんぼ」ですが、この歌にも問題があると思います。

1番と2番の歌詞を並べると、赤とんぼが飛ぶ時期と、桑の実が熟れるのとが同じ頃のように思ってしまいませんか?
赤とんぼが飛び始めてから桑の実を探しても、どこにもありません。
桑の実の熟れるのは、初夏ですからね。誤解なきように。

桑の葉が蚕の餌だということは、かなりの人が知ってます。
お蚕さん(昔の人はこう呼んだのです)は、桑以外の葉っぱを食べません。
(現在は開発された専門の飼料があるようです)

美智子さまが、お手ずからお蚕さんに桑の葉を与える姿、TVで観たことありませんか?
宮中の儀式として残っているくらい、日本で養蚕業は、大切なものだったのですよ。

生糸の輸出が日本の基幹産業だった頃は、日本中で養蚕が営まれていました。
戦後のファッションの変化と、ご多分にもれず、中国産の安い生糸に席捲され、現在では養蚕をやってるところ、ほとんどなくなってしまったようです。

その名残もあるのでしょうが、日本各地に桑の木はあります。

でも桑の実を食べたことのある人は少ない。
何故なんでしょうか?

かなり濃厚な甘味がある、おいしい果物?なんですよ。

楊梅と並び、世間にもっと認知されてもいいと思ってるんですがね。

このくらい、黒く熟れてからでないと、食べてはいけませんよ。

チャンスがあったら、是非食べてみてください。
とはいってもね、そのチャンスがなかなかないのが実情でしょうが。

私は知ってます。
どこに行けば桑の実をゲットできるか。

その株の今日現在の熟れ具合です。

まだまだこのくらいではお話しになりません。
黒くなるのを待って、待って、そしてゲット!です。

うまくいけば、goro'sでお目にかけることができるかもしれません。


黄色い○○○坊~♪「赤い実同盟」レポート

2006年05月22日 | 「赤い実同盟」

この子たちを狙ってるライバルたち、多いだろうなぁと思って、マメに通ったんですがね。

案の定でした。
すっかり丸裸にされてました。 

「サクランボ」、正式には「オウトウ・桜桃」バラ科なんでしょうね。

この写真は見回ってたうちの、最後に撮っておいたものです。
もう少し色付いたのが欲しかったのですがね。

いえいえ個人に類するお家?にあるものですから、最初から赤く熟れた実を一粒・・・とも思ってはいなかったのですが、せめて写真だけでも撮りたかったです。

文字通り、黄色いサクランボです。

♪若い娘が ウッフン

と言うことなんでしょうが・・・


 

鉢植えでしたが、こんなに真っ赤な実をつけたものに出会えました~

でもこの2つのサクランボ、きっと種類が違うと思います。

これだけ赤い実に出会えると、それだけで嬉しい~~


赤い実優等生の花

2006年05月22日 | 「赤い実同盟」


樹上高く咲いているこの花、何だかご存知ですか?

まさか写真に収めることが出来るなんて、思ってもいませんでした。

「赤い実同盟」の優等生です。
昨秋はいろいろとお世話になりました。
クリスマスリースをはじめ、いろいろな飾り物に利用させていただきました。

「イイギリ・飯桐」イイギリ科の雄花です。

雌雄異株だということ、今回初めて知りました。

冬空バックに赤い実をつけてる姿は、私も何度となくアップさせていただきました。
絵になるんですよ。
大きく丈高い1本の木が立ってると思っていたのですが、雌雄異株ということは、近所に雄株があるってことですかね。
探してみます。
というか、写真のこの株は雄株だとういうことですよね。
雌花をとも思いましたが、写真は無理です。
この雄花を撮れたことを喜びたいと思います。

イイギリという名前の由来にもなっている葉っぱの大きさも、充分わかります。

雄花だからここに実が付くわけじゃないんでしょうが、葡萄のように垂れ下がって咲いている花を見ると、南天の実のようにたくさんの赤い実が付くのを、彷彿とさせてくれました。 

ナンテンギリ・南天桐という別名も持ってます。

今年の冬にも、きっとお世話になるのは必定です。
よろしくお願いいたします。


見るだけの苺 「赤い実同盟」レポート

2006年05月21日 | 「赤い実同盟」


地面から赤い実たち声をあげています。

ホラ、わたしたち可愛いでしょう?
赤くて小さな実のこと、あなたたち大好きでしょう?


でも誰も知らん振り!

だってだって、あなたは ヘビイチゴ なんだも~~ん!

「ヤブヘビイチゴ・藪蛇苺」バラ科の赤い実です。

こちらが「ヘビイチゴ・蛇苺」です。


よくよく見ると可愛いヤツなんですがね。

このふたつの赤い実の違いはどこにあるかといいますと・・・

単純には大きさが違います。
あるサイトで見分け方のこと、次のように言ってます。

「つやつや光っていてみずみずしく、美味しそうに見えるヘビイチゴの仲間はヤブヘビイチゴ、なんだか乾燥しきっていてまずそうに見えるのがヘビイチゴと覚えておけばまず間違いありません。」

かなり乱暴な意見です。

でも二つを見比べると頷けます。

ヘビイチゴを説明するときに、必ず書かれているのが名前の由来です。

あまりの不味さに、こんなもの蛇ぐらいしか食べないだろうという説と、この苺を見つけて寄って行くと、蛇が出てくるぞという、少々脅かしの入ったものの二つです。

どっちにしても、あまりいい意味合いはありませんね。

子供の頃食べたことありますが、ほとんど味無しで、確かに不味かった。


赤い実の花たち その2

2006年05月11日 | 「赤い実同盟」

「赤い実同盟」の花たち、咲いてくれてますよ。

早くアップしないと、すぐに赤い実になっちゃうものもあります。 

 

「クワ・桑」クワ科です。
ひょっとしたら雌雄別花かもしれません。
だとしたら、こちらは雄花かな?
確信ありません。ご容赦を。

実の写真はこちらです。 「♪小籠に摘んだは~」 「桑の実」

「ツキヌキニンドウ・突抜忍冬」スイカズラ科です。

北米原産の園芸種で、スイカズラのお仲間です。

実の写真はこちらです。 「突き抜けた実」


「コウゾ・楮」クワ科の雌雄の花です。
右が雄花、左が雌花で、同株に咲いてます。

昨年実を収穫した近所のコウゾが刈り込まれてしまい、今年はあの甘い果実は望めないと思っていたのですが、一安心です。
ライバルが鳥さんだと、こまめな観察が必要ですね。

実の写真はこちらです。 「♪赤い実を食べた~」 「そしてまた赤い実」


「ベニシタン・紅紫檀」バラ科です。

匍匐性の枝を伸ばし、植栽のグランドカバーの役割をはたしてます。

まだ赤い実が残っていました。

紅葉と実の写真はこちらです。 「赤い実絨毯」


「タラヨウ・多羅葉」モチノキ科の雄花だと思う。

雌雄異株ですが、雌花には出会えていません。

昨年は赤い実に出会いはしたのですが、樹上遥かで写真が撮れなかったので、この秋を楽しみにしています。