今日はお天気なんか関係ありません。
雪が降ろうが、槍が降ろうが(古ッ!)お構いなしです。もちろん雪も槍も降らず、薄曇の過ごしやすい天気でした。
指折り数えて、今日のこの日を待ち望んでおりました。
話の発端は5月29日です。
「もう何年も行ってないから、そろそろ行きたいね、外国人は増えたけど、ここんところおもしろくなってるからね」ってね、T田さんと話してたんです。
その話すが持ち上がった瞬間、おじさん、もう舞い上がってしまいました。
とんとんと話は期待通りに進んでいき、今日の22日のチケットが、14日に届いたんです。
もお、最高です!
日々の憂さを、振り払ってきますよ~~
もうわかったかたいらっしゃいますね。
そうなんです、相撲を見てきたんです。
大相撲秋場所13日目を、両国の国技館で観戦してきました!
幟旗を見ると、俄然雰囲気が盛り上がってきます
3人の関取が迎えてくれましたよ~
お茶屋さんはこんな風に並んでます。
20軒くらいあるのかな。
入場に時に、担当のお茶屋さんを教えていただき、そこでチケットの半券を見せると、男衆さんが枡席まで案内してくれます。
T田さんとToっくんは、既に席に陣取っていました。
あらまぁ、もう日本酒いってるんですね。
今まで館内の様子を細かく見たことはなかったので、今回はブラッと回ってみることにしてたおじさん、挨拶もそこそこ、カメラを持って出発です。
まあ、特に見るべきものはありませんね。
相撲博物館とかに入れば、そこそこ何かはあるんでしょうけどね。
(ピンボケですね)
ロイヤルボックス近辺からだと、こんな風に見えます。
そうこうしているうちに、取り組みは十両力士たちに移ったようだし、席に戻って腰を落ち着けて、さあ、大相撲観戦の始まり始まり~~
とはいいつつ、特にご贔屓の力士がいるわけでもないので、国技館名物の焼き鳥や枝豆を肴にビールを飲み、好き勝手なことを喋って笑って、呼び出しや行司さんの服装などをあーでもないこーでもないとね。
時に熱戦が繰り広げられると、こちらもちからが入っちゃって、勝ち力士に盛大な拍手をしたりとね。
そこにOgawaさんも合流して、4人1枡の席は埋まりました。
このメンバーで相撲のことを語れるのはおじさんくらいなもんなんで、薀蓄話をひとつ、ふたつ。
中入りになり、土俵入りになると、力士に送られる声援の大きさで、人気のほどは一目瞭然です。
なんてったて安馬がダントツ人気でした。そうだよね、今場所は特にね。
ましてや今日は横綱戦だもんね。
Toくん、いくら探しても、土俵上にKiyちゃん(Toくんの奥さんです)はいないって(身内ネタです)。
誰だ、支度部屋にいるんじゃないかって言ってるのは。
気が付いたら、「満員御礼」の垂れ幕が下がってました。
今日はお客さんの出足もよかったです。
そうそう、おじさんたちの席、東の正面側の端だったんだけどね、右側の通路の警備を「貴ノ浪」がやってましたよ。
T田さんが呼びかけると、こっちを向いて笑ってくれましたよ。
この話はきっかけでね、その通路に錣山(しころやま)親方が顔を出したんです。
超人気物だった、あの「寺尾関」です。
おじさんたちに回りの席の視線は、土俵じゃなくて寺尾に向ってました。
おいおい、土俵上の豊真将を、ちゃんと見ましょうよ。彼が育てた第1号の幕内力士なんだからさ。
ほら、内容のまったく無い取り口で、寄り切られちゃったよ。
早かったね、すぐいなくなっちゃったよ、寺尾もさ。
なおも取り組みは続いていきます。
食って
朝赤龍は地力があるんだね
飲んで
高見盛ってさ、おかしいの?
マア、まあまあ・・・
お酒頼んで~~
おにいさん~~日本酒2本とね、氷もね
あのおじさん酔っ払ってるよ
フ~~、13日目にしてやっと初日だよ、玉春日
唯一の愛媛出身力士
毎度言ってるね
身体はね、きれいなんだけどね、出島はさ・・・
ハイ、これ空き瓶です
岩木山のあの顔はいいね~~
愛子さまはさ、琴光喜のファンだってね、勝って喜んでるのかな
琴欧州の今日の取り口はよかったよ
足が短いのがいいね、あと上半身にもう少し肉がつくとな
上半身と下半身のバランスは、日本人並だね顔ちっちゃいけど
Toくん、腹出てる
切れちゃってるんだから仕方ないよ、やり直しだね白鵬は
ここいらでどん底まで落ちたほうがいいんだよ
ケガじゃなくってね こころのケガか
安美錦~~~(Motoちゃん、叫んどきましたよ)
低くいったけどね、残念でした
そっか、栃東、勝ち越しがかかってたんだね
さてさて、本日の最大見せ場、今場所のとも言えるかな、朝青龍に安馬が挑戦しますよ。
館内大盛り上がり~~まだまだ時間はたっぷりありますよ。
仕切りごとに、ボルテージは上がっていきます。
じ~~っくり仕切る横綱に、安馬は一瞬目を合わせはするが、瞬時にクルッと反転して塩場に戻っていく。
四方八方から降りかかる安馬への声援で、館内割れんばかりでありました、とは、ちと講談調かな。
いいね、ヒールを存分に演じているよ、横綱は。
ホラホラ、ニタリとね、笑ったよ、横綱が・・・
知い~~らない! こうなった時の横綱は、燃えに燃えるんだよ。
敵は幾万ありとても~~ってね。
あのさ、Ogawaくん
安馬ってさ、モンゴルのかたですから
だからさ、このふたりはさ
普段は仲がよかったりする訳さ
横綱が稽古つけてね、そうやって強くなってきた・・・
アマって、あんまりいい言葉じゃないよな
このアマ!って・・・
うるさい!軍配返ったよ!
安馬~~ 安馬~~
安馬~~
朝青龍~~
ノコッタノコッタ、アッ・・・ アア・・・ 残っらなかった、潰されちゃったよ。
いいぞ安馬~~ 凄いぞ朝青龍~~
誰だよ、座布団飛ばしてるの!
ここはそんな場面じゃねえだろうよ、ほんとにトウシロが!
座布団投げるのはさ、大番狂わせがあったときなの
個人の不満をぶつけるためじゃないんだよ
そうなったら取り組み毎に座布団が舞ってるよ
興奮冷め遣らぬなか、薄暗くなった両国の町をあとにして、おじさんは急いでgoro'sに帰ってまいりました。
お土産の山です。
返す返すもほんとに、T田さん、ありがとうございました。
またチャンスがあったら、ご一緒させてくださいね。