
さて、
23日朝の羽鳥モーニングショーだ。
これにはがっかりを通り越して、呆れてしまいました。
物価高に泣く年金生活の高齢者をしり目に、出演者こぞって消費減税に否定的だったのだから腹が煮えくり返った。
ゲストは元財務官僚にして、現在は明治大学公共政策大学院教授の田中秀明さんだから、そこでもう番組の方向が見えた。
玉川徹さんは「(食料品の)消費税の税率を0%にするっていうことであれば、代わりの財源を必ずセットで出す。必要だと思うんですよ」と持論を展開。
減税にいきなり後ろ向きなのだ。
社会起業家の安部敏樹さんも「消費税減税は富裕層にも恩恵をもたらす」と発言。
おぢ的には「だからどうした?」、困っているのは貧乏人、消費税の減税はその底辺が助かるという話なのだよ。
財務省OBの田中秀明さんに至っては「選挙対策という意味では、残念ながら低所得者の方々は選挙に行く余裕がないので、選挙対策という意味では効果は乏しい」だとさ。
この発言について、SNSでは《完全な見下し発言》《差別やろ》《バカにしてんのか?夏の選挙は意地でも選挙いくぞ》などと怒りのコメントが相次いでいたと、アサ芸ビズが報じております。
とにもかくにも、番組はすっかり「財務省の広報番組」と化したもんだからひっくり返った。
庶民の味方と思っていた羽鳥モーニングショー、単なる勘違いで、おぢがバカだった…
この番組に欠落していたのは、エンゲル係数から見た庶民生活の視点だ。
エンゲル係数は「家計の支出に占める食費の割合」だ。
庶民生活を語るうえで、エンゲル係数が重要なのは言うまでもないけど、これについて番組は一切言及していないのだ。
泉房穂さんご指摘のように「ニッポンの2024年1〜8月のエンゲル係数は28.3%」にもなるのだ、ということ。
これは1982年以来の高水準なのだ。
現在コメは2倍ですから、この数字は今年さらに上昇しているのは間違いない。
表のように、エンゲル係数はアメリカ16.4%、ドイツ18.9%、英国22.3%、スウェーデン22.7%だ。
支出の3割が食費というのは世界の国でも突出して高い。
この視点がまるきり欠如しているのだから腹が立つ。
低所得者や年金生活者は、食費の高騰に生活が圧迫されているのだよ。
なのに食糧費の消費減税は「高所得者にもっとも恩恵がある」との発言は片腹痛い。
財務官僚がご説明にやってきて、玉川徹さんまでも、すっかり丸め込まれたのでしょう、あまりに残念だ。
京大は東大に屈服した構図だ。
減税を叫ぶポピュリズム政党に騙されてはいけないって論調に、「何こいたもんだ!!」とテレビにつばを吐き出したおぢだった。
庶民の声、低所得者の声は、無視するという昨今のテレビ情報番組なのでした。
出演者もこぞって高所得者だからねぇ、、、さもありなんってことでしょうか…
それにしても、呆れたなぁ~
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