おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

遺伝子組み換え食品の恐怖

2014年01月17日 | Weblog

 

午前6時の気温は、なんとマイナス20度。冷凍庫でござる。

いまは北の方向にきれいなお月さんが出ていて、「キーンと冷えてます」って感じがよく出ておる。

きのう「凍てつく寒さも一服か」などと書きましたけど、穏やかだったのは昼過ぎまで。

そっから大荒れの天気でござった。

そんな中、ニセコアンヌプリで雪崩事故がありましたです。

場所は「鉱山の沢」、通称バックボウルとよばれることろで、元々雪崩の危険が指摘されておる場所。

きのうの「ニセコ雪崩情報」でも、「鉱山の沢、東尾根雪庇面など一部の急斜面を除き、全体の雪崩リスクは低い。雪庇が大きく発達している。危険なので近寄らないこと。」とあったです。

鉱山の沢では雪崩リスクがあったのです。新谷さんが指摘しておりますが、ご当地では荒れた天気のあとに、雪崩の危険があるのです。

新聞によると、事故当時はゲートが開いていて、スキー場の管理区域外であるバックボウルへ入るのは可能だったそうな。

ただし、その後強風で11時半にはゲートは閉じられたそうな。

こういうのは難しいところです。

ケガをしたのは、石狩管内当別町のガイドと、スイス人とフランス人の3人だそうなですけど、いずれにせよ、大事に至らなかったのが幸いじゃ。

山ではトラバース(斜面の横断)をきっかけに雪崩が起きることがあったりもする。こういう場合、下で滑っている人の状況を把握しながら、山頂付近の高い位置でトラバースしないことには、とんでもないことになる危険をはらんでおります。

斜面を横切って、そこからきっちり雪崩れる場合もあるので要注意なのだ。

いずれにせよ、今回は骨折、脱臼程度のケガで済んだわけで、不幸中の幸いでござった。

いま山の方からドンドンと発破の音がいたします。危険を避けるため、人工的に雪崩を起こしているのです。

ニセコアンヌプリは写真のようにピーカン、まさに絶好のスキー日和でござる。

それにしてもですが、「お楽しみと危険」は表裏一体、安全第一でヨロピクね!!

さて、

文芸春秋2月特大号「TPPが無視する『遺伝子組み換え食品』の恐怖」にはクラクラいたしましたです。

これによると、ニッポン人の遺伝子組み換え(GM作物)食品の摂取量は、世界トップクラスなのだそうな。

ニッポン人は気づかぬうちに遺伝子組み換え食品を摂取しておるということらしい。

どういうことか?

アメリカでも小麦は遺伝子組み換えをしていないのだという。つまり主食である小麦は「人間が直接口にするから」。

しかし、「トウモロコシや大豆は家畜のエサだから」と米穀物協会の幹部が日本の民放の取材に答えておるそうな。

アメリカはどうか知りませんけど、トウモロコシや大豆は我がニッポン国では、人間もごっちゃり食べるのです。

大豆は、豆腐やしょうゆに姿を変え、トウモロコシはコーン油やコーンスナックになるのです。

現在ニッポン国で承認され流通しているGM作物は、大豆、トウモロコシ、ナタネ、ジャガイモ、綿、テンサイ、アルファルファ、パパイヤの8品目だそうな。

アメリカ産のパパイヤも遺伝子組み換えですか。ビックリです。

この8品目の加工食品33種類は「遺伝子組み換え」「遺伝子組み換え不分別」という表示がされているそうです。

その33品目とは豆腐、納豆、みそ、きな粉、コーンスナックなどだそうな。

そしてそこから漏れるのがしょうゆにコーン油などの食用油、菓子やトウモロコシを原料とする果樹ブドウ糖液糖だとか。

豆腐には表示の義務があるけど、大豆油には表示の義務はないのだとか。

なんだかよくわかりませんが、アメリカから輸入される作物、漠然と怖いです。

しかもトウモロコシや大豆の多くは牛のエサとして輸入されておる。そのGM作物を食べた牛は、大丈夫と言えるのかね?

フランスではGMトウモロコシと発ガン性について大学で調査が行われた。

これは映画「世界が食べられなくなる日」として公開されておる。

これによると、GM作物を食べたラットと、除草剤ラウンド・アップに接触したメスのラットの24か月目のがん発生率は50~80%。

そして、通常ラットの発ガン率は30%だったそうな。

でもって、我がニッポン政府は①実験のラット数が少ない②比較対象のラット数が少ないとの理由から、健康に悪影響を及ぼすには不十分だとしておる。

ヤバくはないかね、GM作物!! そんなことでいいのかニッポン政府!!

アメリカは食による支配をたくらんでおるそうな。食糧による世界戦略じゃ。

戦後、おぢは学校給食でパンを食べて育ちましたです。その習慣はすっかり定着し、ニッポンではいまやパン食のない家庭のご飯などないのです。

その小麦の多くはアメリカからの輸入なのです。アメリカの食糧戦略は大成功でござった。

そしていまも、アメリカは食糧の輸出に、1兆円もの補助金を出して奨励しておる。安い食料品を輸出し、発展途上国の農業を破たんさせる戦略だそうな。

発展途上国は、食べ物をアメリカに依存させられるってわけだ。

TPP交渉でアメリカは、GM作物についての「表示義務は認められない」としておるそうな。

そこんとこ、ちゃんと交渉できるんだろかニッポン政府、アメリカからの輸入作物、もっと怖いことにならないとよいのですがね!!

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿