おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

備蓄米放出を「いつやるか? いまでしょ!」

2024年09月06日 | Weblog

雨上がりの午前6時。

西の空は晴れていて、きょうは晴れの予報。

気温はただいま17度で、日中の最高気温は24度の予想だ。

写真はブランド米「らんこし米」で知られる近隣の蘭越町で先月25日から始まったゆめぴりかの収穫作業だ。

さて、

きのうのモーニングショーでも放送しておりましたけど、「備蓄米の放出基準」があいまいで、さっぱりわけが判りません。

そもそも備蓄米とは、

(1)災害や大凶作の時でも、消費者に安定してコメを供給すること。

(2)市場価格を調整する役割。

いまはコメが足りなくて、価格高騰の真っ最中ですから、市場価格を調整するためにトットと放出する時だ。

国民が困ってるわけで、備蓄米を使うのは「いまでしょ!」って話だ。

番組によると、今年6月共産党議員は国会で、コメ不足を指摘「放出してほしい」としていたそうで「へぇ~」となった。

ですが農水大臣、「コメは逼迫してません」との趣旨を述べていた。

ここで農水省が放出を準備していれば、現在の事態は100%免れた…

しつこいようだけど、何のための備蓄米か、わけがわかりません。

そもそも高いといっても、茶碗一杯のご飯の値段はわずか30円だ。

パンに比べて圧倒的に安い。

だからチョー円安の昨今、輸入小麦で作るパンより、国産のコメに回帰するグッドタイミングだった。

だけど、一膳30円では農家は大丈夫じゃないだろう。

いまの農政は、コメを止めて野菜にすると補助金が出る仕組み。

コメが余るから「田んぼを潰す」のが農水省の政策だ。

ですがコメは国民の主食、そもそもの発想がおかしいのだよ。

食料安保、いわば国防の視点が抜けてるんでないの?

先進国では、農家に直接所得補償をして、コメも野菜もたくさんつくって、これを輸出するという。

こうしていれば、農家は国際競争力のある農作物を生産できる。

世界中で日本食ブームの昨今、うまいニッポンのコメは、諸外国に高く売れることは容易に想像できる。

そして有事の際、国内で足りなくなれば、輸出をやめて国内で売って、食料不足に備えることができる。

これこそが「食料安全保障」、国民が飢えては国防もなにもない。

人口14億人の中国は、万一に備えて国民が1年半食べられるコメを備蓄しているそうだ。

翻って人口1億2000万人のニッポンの備蓄量、わずか70日分だ。

ニッポンの食糧自給率はわずか35%ですから、ニッポン人は有事になれば飢えて死ぬのだ。

防衛費を増やす前に、農業政策大転換して農産物の生産を拡大して輸出し、備蓄米も増やして「国民が飢えない」政策に大転換するチャンスでしょう。

国民をいかなる時も飢えさせない農政にして、農家が儲かって、安心して暮らせる農業にしないでどうするって話だ。

毎度毎度のことですが、「バカも休み休みにしてくださいな!!」ってお話でした。

プンプン!!