おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

株価が高いぞ!! だけど…

2018年10月03日 | Weblog

どうにもこうにも、起きられません。

昨夜は午後9時に就寝したのに、起床は午前7時を回っておりました。

やっぱ、風邪かなぁ~

ところで、

ニッポンの株価でござる。

ここんとこ急上昇しております。

資本主義の国ですから、こういうのは下がるより上がるのがいいに決まってます。

そして、日経新聞電子版によると、その株価、な、な、なんと25年10か月ぶりの高値だそうな。

なんだか凄いぞ!!

…と言いたいところではありますが、25年10カ月前の水準に戻っただけのことなのだ。

25年10カ月前とは、バブルが崩壊した後のいわゆる「戻り高値」2万2666円を抜いたに過ぎないわけ。

日経平均株価は、バブル絶頂期の1989年12月に史上最高値である、なんと3万8915円をつけておった。

ここには到底届かないのが現状で、しかもそんな株価になる見通しすらありません。

ニッポンの株価、3万8915円から延々と「右肩下がり」だったのでした。

なんのことはない、ニッポンの株価、空白の20年どころか30年も絶不調。

平均株価は3万円どころかいまだに2万円台だ。

この間、アメリカの株価は7倍になり、欧州は4倍になったというのですから、呆れるを通りこして情けない。

ニッポンの株価どうなってんの? ヒデー話だとは思いませんか?

「長期で株を持っておればお得」は、右肩下がりの我がニッポン国ではまったく通じなかったのでした。

この間、アメリカ株さえ持っておれば、資産は7倍になった可能性もあったわけ。

そんなニッポンのバブル崩壊以降は、世界の優良企業も激変しておる。

アメリカのIT企業「アップル」は、時価総額が世界で初めて100兆円を超えたそうだ。

中国のIT企業、テンセントは64兆円で、アリババは52兆円だ。

ニッポンが誇るトヨタの時価総額は24兆円で、アップルのわずか4分の1に過ぎないけど、これがニッポンのトップですわ。

ニッポンで1兆円を超えるIT企業は、ソフトバンクが12兆円で、ドコモが11兆円。

世界のレベルからすれば、たいしたもんではございません。

しかも、トヨタやNTTは旧来からの大企業で新味はありません。

なんだかんだいいつつ、この30年、ニッポンの経済構造は大きく変化していなかったってことになる。

日経新聞ご指摘の通り、「産業構造の新陳代謝と構造改革」が必要なのでしょう。

ようやく25年前の株価に戻ったとはいえ、「周回遅れのニッポン経済」と言われて、返す言葉などないわけだ。

「新陳代謝と構造改革」ができないと、周回遅れのニッポンは、このまま凋落しかねない気もいたします。

産業構造の大転換、まずは「原発」みたいな前世紀の遺物の廃止することだろうとおぢは思うね。

原発ムラだけが儲かる構造、どう考えても古いし、おかしな話じゃん。

確かに原発が必要な時代もあったか知らんけど、いまは原発の3分の1のコストで再エネ発電ができる時代だ。

効率的な発電システムをはじめ、あれもこれも大転換しないと、ニッポンはますます周回遅れだと思うけど、どうよそのあたり???