どうにもこうにも、起きられません。
昨夜は午後9時に就寝したのに、起床は午前7時を回っておりました。
やっぱ、風邪かなぁ~
ところで、
ニッポンの株価でござる。
ここんとこ急上昇しております。
資本主義の国ですから、こういうのは下がるより上がるのがいいに決まってます。
そして、日経新聞電子版によると、その株価、な、な、なんと25年10か月ぶりの高値だそうな。
なんだか凄いぞ!!
…と言いたいところではありますが、25年10カ月前の水準に戻っただけのことなのだ。
25年10カ月前とは、バブルが崩壊した後のいわゆる「戻り高値」2万2666円を抜いたに過ぎないわけ。
日経平均株価は、バブル絶頂期の1989年12月に史上最高値である、なんと3万8915円をつけておった。
ここには到底届かないのが現状で、しかもそんな株価になる見通しすらありません。
ニッポンの株価、3万8915円から延々と「右肩下がり」だったのでした。
なんのことはない、ニッポンの株価、空白の20年どころか30年も絶不調。
平均株価は3万円どころかいまだに2万円台だ。
この間、アメリカの株価は7倍になり、欧州は4倍になったというのですから、呆れるを通りこして情けない。
ニッポンの株価どうなってんの? ヒデー話だとは思いませんか?
「長期で株を持っておればお得」は、右肩下がりの我がニッポン国ではまったく通じなかったのでした。
この間、アメリカ株さえ持っておれば、資産は7倍になった可能性もあったわけ。
そんなニッポンのバブル崩壊以降は、世界の優良企業も激変しておる。
アメリカのIT企業「アップル」は、時価総額が世界で初めて100兆円を超えたそうだ。
中国のIT企業、テンセントは64兆円で、アリババは52兆円だ。
ニッポンが誇るトヨタの時価総額は24兆円で、アップルのわずか4分の1に過ぎないけど、これがニッポンのトップですわ。
ニッポンで1兆円を超えるIT企業は、ソフトバンクが12兆円で、ドコモが11兆円。
世界のレベルからすれば、たいしたもんではございません。
しかも、トヨタやNTTは旧来からの大企業で新味はありません。
なんだかんだいいつつ、この30年、ニッポンの経済構造は大きく変化していなかったってことになる。
日経新聞ご指摘の通り、「産業構造の新陳代謝と構造改革」が必要なのでしょう。
ようやく25年前の株価に戻ったとはいえ、「周回遅れのニッポン経済」と言われて、返す言葉などないわけだ。
「新陳代謝と構造改革」ができないと、周回遅れのニッポンは、このまま凋落しかねない気もいたします。
産業構造の大転換、まずは「原発」みたいな前世紀の遺物の廃止することだろうとおぢは思うね。
原発ムラだけが儲かる構造、どう考えても古いし、おかしな話じゃん。
確かに原発が必要な時代もあったか知らんけど、いまは原発の3分の1のコストで再エネ発電ができる時代だ。
効率的な発電システムをはじめ、あれもこれも大転換しないと、ニッポンはますます周回遅れだと思うけど、どうよそのあたり???