午前8時の気温はマイナス3度。
薄曇りのお天気で、少し風もある。
人間の身体は不思議なもので、ついこの間はマイナス10度で寒く感じたけど、春がずんずん近づいてくると、けさのマイナス3度もずいぶん寒く感じたり。
勝手なもんですわ。
さて、
大阪の国有地をチョー格安で購入し、怪しい小学校を建設しておる件、闇はどこまでも深いようでござる。
「国有地払い下げ」には「政治」が強く影響しておることは、例えば読売新聞の新社屋で、国有地払い下げをめぐる暗闘があったことが知られておる。
1968年のことだそうです。
当時の読売新聞は、大手町の国有地払い下げ問題で佐藤栄作首相と対立していたそうだ。
大蔵省は省議で読売新聞に払い下げを決めたのに、佐藤さんと親しい産経新聞の水野成夫会長がこれを土壇場でひっくり返したそうです。
でもって、読売の当時の務台光雄副社長は激怒したそうですわ。
その後、読売・産経戦争は終結し、国有地は読売に払い下げられることとなったとか。
社内闘争でワシントンに飛ばされることとなった当時のナベツネは、佐藤首相に挨拶に行くと、こんなことを言われたという。
「餞別代わりにあの土地を払い下げます」だそうな。
朝日新聞はというと、
1975年に自社所有物件を官舎にするため、交換するという条件で坪200万円以上という国有地を坪56万円、72%の大ティスカウントで払い下げてもらっておる。
いやはやなのだ。
「国有地」の売却問題は、政官マスコミの間ではちゃんとした政治的マターなのだ。
つまりは大新聞が、発行部数や政治的影響力を行使して、国有地を格安で購入したわけだ。
だけど、今回の森友学園にそんな政治力はなさそうだ。
接点があるとすれば、安倍総理も森友学園の籠池理事長も同じ「日本会議」のメンバーってこと。
同じ思想信条ってことですわ。
ようするに極端な国粋主義的幼稚園の運営組織と、安倍内閣がたいした近いということが大問題なんですわ。
ここが気持ちの悪い原因ござる。
例えば、
子どもたちは天皇陛下の写真に向かって「緊急事態には勇気をもって自らを国家のために差し出す」と唱和するそうだ。
韓国人や中国人を蔑称で呼ぶなど当たり前。
その籠池理事長は「日本会議」の大阪支部長だ。
そして安倍内閣に関していえば、「安倍政権の19人の閣僚のうち、半分以上が日本会議を支持」しているわけ。
さらに安倍総理は「日本会議を支援する超党派の議員で構成される『議員連盟・日本会議国会議員懇談会』の特別顧問」なのでござる。
「安倍首相、ガンバレ」と唱和させる幼稚園、
「首領様、バンザイ」の北朝鮮とあまりに似ておって、背筋がざわざわするほど気持ちが悪い。
などと思うのはおぢだけか???
ついでながらこの問題は、日本の近隣国との外交問題にも発展しかねない、ややこしいことなのだと申しておきましょう。