午前5時の気温はプラス8度。
今朝はストーブに火を点けておりません。
この春初めてのことでござる。
曇り空ですが、いよいよ北海道にも本格的な春の訪れということです。
さて、
電気事業連合会(電事連)がまとめた2015年の販売電気量は7970億kWhで、前年度から259億kWh減少したそうな。
電力会社10社合計で5000億円以上の売り上げ減というから凄まじい。
特に企業や自治体が利用する「業務用」は5.0%もの減少という。
電事連はこれについて、夏は気温が低めに推移し、冬は気温が高めに推移したため冷暖房いずれも需要が減ったためとしておるとか。
実際には、企業や自治体が新電力に切り替えるケースが増えているというのがスマートジャパンの見立てだ。
ご当地、お隣ニセコ町でも役場が新電力に移行するなど、こうした動きは全国的に広がりを見せておる。
おかげで2015年の7970億kWhという数字は、17年前の水準になるのだそうな。
今年は電力自由化により、一般家庭も何パーセントかは新電力に移行するわけで、さらに減ることになる。
さらに原発が再稼動すれば、不買運動も始まるかも知らんので、そこからさらに減ることも考えられる。
この先ニッポンでは、人口減少や省エネの進行などから、電気そのものの使用量は減ることはあっても、増えることはなさそうな気がします。
過日も書きましたが、4月4日付の日経新聞電子版も「電力自由化の盲点 再生エネルギー送れぬ送電網 」の記事中には、太陽光などの再生エネルギーがすでに「電力会社による発電設備の4割に相当する」量だとしておる。
電力会社の設備の約3割が原発、我が北電は約4割が原発ですから、ニッポン国内には原発とほぼ同じだけの再生可能エネルギーによる発電があることになる。
そんな中、
アメリカCNNが伝えるところによると、モロッコで鏡を使った太陽光発電が完成し2月から運転を開始したそうな。
この発電の大きな特徴は、太陽光なのに夜も発電できること。
「集光型太陽熱発電」コンセントレイテッド・ソーラー・パワー(CSP)というのだそうな。
この太陽光発電なら、こと電気に関しては「無限のエネルギー」を上手に活用して作り出すことができるわけで、そこが大注目じゃ。
2018年までにモロッコ110万人のエネルギーを供給できる規模になる予定だ。
国際エネルギー機関(IEA)が、2050年までに世界のエネルギーの11%はこのCSPで供給できると予想しており、かなり本格的な発電のようだ。
かつてニッポン経済を支えた原発は、地震活発期に入る中、無用の長物から、いまや国を滅ぼしかねない危険極まりない代物と化しておる。
もし今度ニッポンで事故が起きたら、誰がどう責任を取るのか?
上記の無責任体質に支えられ、そこに大地震が来たならニッポン国、いよいよアジャパーだ。
つい先ほどもNHkラジオは熊本地震について、震度1以上の地震の回数は820回超と伝えておる。
誰のため、なんのための原発か、国民不在のまま再稼働に向けてあちこちで準備が進んでおるのが、不思議の国ニッポンでござる。