goo blog サービス終了のお知らせ 

おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

漁師と農家

2006年02月20日 | Weblog
昼、旧友Sと札幌中央卸売市場で昼食。
あるすし屋のランチは950円。
お吸い物とサラダに茶碗蒸し、さらにコーヒーが付くのでけっこう気に入っておる。

かつて札幌の二条市場は観光客の定番観光コースだったけど、きょうびは中央卸売市場にもごっちゃりやって来る。
だからかどうか、観光客向けの生鮮食品の値段はそう安くはない。
以前はもっと安かったはずだけど…

街で観光客に「カニやサカナはどこで買ったらいいの?」と聞かれることがある。
そん時は必ず「デパート!!」と答えることにしておる。
似たりよったりの値段なら、デパートの方が安心、確実じゃ。
クレームに気を使っておるしね。
特にカニは冷凍の怪しいものをつかまされると、えらい目にあう。
だからデパートなのじゃ。

オホーツクは3月下旬になると、流氷が去って海明けとなる。
「こんときの毛ガニがいっちゃんうんまい!!」とは去年も書いた。
でもって、旧友Sお勧めの「畠森水産」からいつもお取り寄せしておる。
浜ゆでの一杯500グラムが3千500円前後と値段もお手ごろ。
品質は抜群!!じゃ。

Sはオホーツクに面した小さな港町、雄武町の出身ゆえ、カニにはうるさい。
子供のころ、3時のおやつはいつもどでかいタラバガニの足だったそうな。
羨ましいことに「母さん、またカニかい!?」だったという。
浜育ちは贅沢じゃ。

おぢはというと、高校時代にSと知りあうまで、カニというものを食したことがなかった。
えらい違いじゃ。

おぢの知る限り、浜育ちと山育ちではサカナの食べ方がまったく、ちゃう。
浜育ちは一番うんまいところをちょちょいとつつくだけ。
山育ちは骨だけ残して、きれ~に食べちゃう。

そういえば、20年以上前だったけど、知床の突端に近いテッパンベツの番屋に泊まったことがあった。
番屋を拠点に働いておる漁師へのお土産は、必ず喜ぶという肉じゃった。
ここの漁師の贅沢さには口あんぐり。
たいした驚いた。

番屋の炉辺にはぐるりとトバが干してある。
トバは鮭の身を乾燥させたいわゆる乾きもの。
それを取ってはポイポイ囲炉裏にくべちゃうのよ。
「もったいないなぁ~」って目で見てたら「乾きすぎたらうまくないんだわ」とのたまった。

「乾き過ぎってぇ、店で売ってんのと同じじゃん!!」と思ったが、ちょいとひねって油がジュワ~ッっと出てくるのが「うめぇのよ」とかで、確かに絶品なんだけど、囲炉裏にくべちゃったヤツをお土産に持って帰りたかったぁ。
おぢは昔も今も貧乏臭いのじゃ、シクシク…

農家が丹精こめた農産物を捨てるとはめったに聞かないが、漁師は捨てちゃう。
「育てる農家」と「獲ってくる漁師」の違いをまざまざと感じるね。
そんなこんなで、漁師と浜育ちはとっても贅沢なのじゃ。

オホーツクはあと一ヶ月余りで海明けとなる。
カニの中で最も美味い毛ガニ、中でも海明けが一番!!
これをいただくのがおぢの数少ない贅沢のなのじゃ。

うめぇぞぉ~!!