現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

軽薄

2020-08-03 | ほんとうのところは

軽薄短小は重厚長大に合わせた流行語だったか。機械製品電気製品などが、軽量、薄型、となったことを表すであった。 文化的な面にもいう、軽く、薄く、短く、小さいとは、どうか。1980年代になっての語であるから、もう40年委もなるとなれば。その内容的なものに当てはまるのはなんだったろう。それで、電話がケータイとなる、複合端末のコンピュータ機能でスマホとなって短小ではなくなっている。軽薄と言えば、言動に慎重さを欠いて、誠意や真実みの感じられないさまのことを辞書義に見る。そしてつい、若者の軽薄さがあることを新型コロナの伝播に思うような、世間の風潮に、自らを重ねてみて、その軽薄さを考えている。感染はウイルスにあるのであって、宿主となる人に責めがあるのではないと、偏見を指摘する意見はもっともである。20代、30代に感染が広がることを、もう少し見ると、短小でなくなった時代には、軽薄で太く図るAIの真価が見えてくるような気がして、これは新たに言葉が生まれる。軽薄図太である。図太いには軽薄とおよそに会わない。しかし、である、少しのことではびくびくしない、大胆である、神経のずぶとさに、何を思う。


成句
軽薄短小(けいはくたんしょう)
コンパクトさや手軽さを特徴とすること。特に高度経済成長期の産業や文化が、少品種大量生産を前提とした重工業等を中心としたものであったのに対して、ポストモダニズム以降の産業構造や文化的な嗜好が、エレクトロニクスやソフトウェアといったものに移ったことをいう。
「携帯電話は軽薄短小の傾向が著しい。」


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。