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フレンチイマ―ジョン、サブマージョン

2013-06-19 | 日本語教育
日本語教育能力検定試験対策2014勉強会 0619


フレンチイマージョン教育とサブマージョン教育の違いについて質問を受けた。イマ―ジョン教育ならわかるが、サブマージョンとは、はてなんだろう。イマ―ジョンプログラムとして、その説明には、目標とする言語の言葉だけを習うのではなく、その言語環境で他教科を学びその言葉に浸りきった状態での言語獲得を目指す、とある。1960年代にカナダでフレンチイマージョンが始まったのは、英語とフランス語の環境で、フランス語を身に着けようとした運動だ。2006年現在は世界各地の学校で導入されているというが、目標言語で教科目をすべて学習するということだ。そこでサブマージョンであるが、教育者の間ではイマージョン、immersion 浸る、と、サブマージョン、submersion 水に沈める、というようにプログラムを区別して考えるようだ。引用は、フリー百科事典ウイキペディアより。

>カナダではケベック州を中心にフランス語が話されており、当時の中流階級の親から「子供達が英語を話す自分達だけでなく、フランス語を話すカナダ人の文化や伝統も理解できるような実験的教育プログラムを作って欲しい」という要請があった。[1] 同時期にカナダの公用語は英語とフランス語の二言語となった。


そこで、サブマージョン教育について見てみると、
減算的バイリンガリズム、subtractive bilingualism
という用語で、第二言語習得の過程で母語を喪失していくバイリンガルと説明がある。


引用は、篠研の日本語教育能力検定試験対策のページ。
http://www.kanjifumi.jp/keyword/sa/submersion.htm
>少数派の言語を母語とする児童が、多数派言語による教育を受けることで、多数派言語の習得を目指した言語学習プログラム。「サブマージョン教育」「サブマージョン・プログラム」とも言う。

加算的バイリンガリズム additive bilingualism、というのもあって、母語を保持しながら第二言語習得を目指すバイリンガルの説明がある。


サブマージョンが捉えにくいのはなぜか。


イマージョン immersion 浸る 同じレベルで目標言語を学ぶ生徒ばかりのクラス
サブマージョン submersion 水に沈める  母語である言語で行われるクラスに、そうでない少数の生徒が混じって学習する形式


また、次の説明がある。

日本語教師勉強会
岩手大学の学生による日本語教師勉強会のHPです。
http://iwatenihongo.blog50.fc2.com/blog-entry-49.html
> イマージョン教育
  一般科目の授業を第二言語で教えることで対象言語に触れる時間を増やし、
  習得を早める方法。
  始める時期や第二言語での授業の比率は様々だが、
  小学校入学前からの早期イマージョン教育に人気がある。
  (小学校高学年が中期、中学校進学後が後期)
  イマージョン教育は1965年、カナダのケベック州(フランス語文化圏)の
  フランス語教育から始まった。
  母語と教科学習のいずれも犠牲にしない方法として世界に広まる。
  米国では英語とスペイン語両言語で教科を教える双方向バイリンガル教育が増加。

 サブマージョン環境
  家庭で現地語を使わない子供が現地語の学校に入れられた状況。
  教科の学習が可能になるのに長い時間を要するため、継承語による教科教育を並行して行う必要がある。



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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
フレンチイマージョンについて (やっさん)
2013-06-20 20:20:54
昨日はありがとうございました!
カナダで実施されているイマージョン教育をフレンチイマージョン教育というんですね。
フレンチはフランス語の意味ですよね?
私が勘違いしていたようです…σ^_^;

様々なHPを活用していきます!
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