今年の日本外交最大の課題は何と言っても尖閣問題だが、9月の反日暴動
以降の中国政府の出方を観察すれば、事態を武力紛争に発展させる魂胆はな
いということだろう。
領海・領空侵犯などで“ちょっかい”は出しても、“尖閣紛争”に発展さ
せることはない。
今の軍事力ではとても日米連合軍に勝つ能力はない。
一方で、中国国内を見れば、民主化・言論の自由を求める動きが新たに台
頭、各地で頻発する“格差暴動”“汚職暴動”などで足元が揺らいでいる。
中国が“尖閣紛争”に出て敗れれば、日露戦争でロシア革命が起き
たのと同様に民主化の革命がほぼ確実に発生、共産党独裁体制が危うくなる
と見る。
従って日本政府が当面なすべきことは、尖閣では譲歩することなく、ゆる
やかな対中封じ込めで、包囲網の輪を広げていくことだ。
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