読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

理解出来ない数字

2007-05-03 16:38:48 | Weblog

「FLAGS OF OUR FATHERS」を読んでいて第二次大戦中、日本軍は一ヶ月足らずの間に35万人の中国人市民を殺したと言う所謂「南京事件」でのその35万人と言う数字が理解出来ないと言う事である。そのペーパーバック版で原爆で広島で14万人、長崎で7万人と言う数の死者の記述が有る。原爆での死者数にしてこれらの数である。原爆以外の方法で例え一ヶ月にしても数に限りの有る日本軍で35万もの数の死者数が出るだろうか。この数について他には岩波新書の「南京事件」を読んだだけだが司馬遼太郎の「街道をゆく」36の中の回向院についての記述で明暦三年の江戸の大火(いわゆるふりそで火事)で10万を超えた焼死者が出たと言う事を読み35万と言う数に不思議さを感じた次第だ。 


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