読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

位牌

2007-03-27 15:19:02 | Weblog

母の葬儀のときも父のときも浄土真宗では魂や霊魂などというものは考えないので位牌なども作らないと言う話を聞いた。浄土真宗に限らず仏教は位牌を使う習慣などは無く、位牌はもともとは儒教から来ているらしく儒者は葬儀屋だったと言う事だ。井沢元彦氏の本の説明では魂は有る事になっていて輪廻転生が仏教の考えで儒教ではその魂は不滅で輪廻転生はせず死者の魂もその個性を残したまま存在すると言う事になっている。その魂が位牌の中に存在すると言う考えをするようだ。中国では位牌とは言わず木主と言うのだそうだがその儒礼による葬儀の仕方が仏教に入り込んで来たと言う事だ。そして魂が樹などに降りると言う神道の思想とも重なって仏教の葬儀に位牌が使われるようになったものと見える。


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