読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

ゴッサン

2008-02-24 10:55:04 | Weblog

江戸期の京の公家たちは貧乏だった。彼等は京の町民からゴッサンと呼ばれていた。意味は判らない。ご馳走さんが短くなったものか。貧窮のあまりゴッサン達は売れ残りの腐りかけの魚を買わざるを得なかった。幕末の孝明天皇も魚は臭いもの、酒は酢になりかけの液だと思い込んでいたと言う。この江戸時代、大阪の博打場は軒下に菊の御紋章入りの提灯を掲げ博打場を開いていた。京の宮様に冥加金を納めてである。公家はその収入をあてにしていた。博打うちが紋章入りの提灯を掲げ冥加金を納めている以上、宮様の家来という肩書きが有る事になり町奉行の支配外でも有った。岩倉具視も屋敷を賭場に貸していた事が有ったそうだ。


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