中国の甲骨文字から漢字が出来始める頃、世界は東西南北に分かれ、そこにそれぞれの地を支配する神が居た。その神は直接その地を支配するのではなく、神の意思を伝える風神が居た。また帝の使者に鳳(風)が居たことも卜辞にその例がある。風神による神の意思の伝え方を風行と言う。風が地方を回り支配する。風は神そのもので鳳で表されたが後に鳳の中の鳥の部分は天の霊は龍のような爬虫類とみられ虫の字に変わり風となった。この風が地方を巡り、その地域性を表すとき風土と言い、その地域の人々の性格を表すとき風俗、風格と言われた。地域人が教化されれば風化である。尚、雲の云の部分は龍の尾を表し、虹の字も爬虫類の虫、つまり龍に関連した文字だそうである。以上 白川静著「文字遊心」平凡社から
中国の甲骨文字から漢字が出来始める頃、世界は東西南北に分かれ、そこにそれぞれの地を支配する神が居た。その神は直接その地を支配するのではなく、神の意思を伝える風神が居た。また帝の使者に鳳(風)が居たことも卜辞にその例がある。風神による神の意思の伝え方を風行と言う。風が地方を回り支配する。風は神そのもので鳳で表されたが後に鳳の中の鳥の部分は天の霊は龍のような爬虫類とみられ虫の字に変わり風となった。この風が地方を巡り、その地域性を表すとき風土と言い、その地域の人々の性格を表すとき風俗、風格と言われた。地域人が教化されれば風化である。尚、雲の云の部分は龍の尾を表し、虹の字も爬虫類の虫、つまり龍に関連した文字だそうである。以上 白川静著「文字遊心」平凡社から
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